そして、これはまだこの先を見てみないと判断できませんが、おそらくスペインはまだ100%の状態ではなかったと思いますから、まだ初戦では6割か7割ぐらいの力や完成度で入って来たと思いますから、そこはきちんとこの試合の判断材料にしておくべきかなと思います。但し、仮にそうであったとしても、スペインをあそこまで混乱させた、スペインに最後はパワープレーをさせた、というのは、やはり気持ちが良かったですね(苦笑)。

最後に、次のモロッコ戦に向けて、大津と酒井宏樹の怪我が心配なところですが、そこは、この試合で控えや途中出場だった選手たちが、しっかり補ってくれるものと思います。怪我の具合によっては、大津と酒井宏樹の2人を、無理させてまで、次の試合でも使う必要は無いと思います。やはり、1つの大会は、選ばれたメンバー全員で戦うべきだと思いますから、そこは迷う事無く判断して欲しいと思います。

という事で、ロンドン五輪、グループステージ第1戦、日本はスペイン相手にスコア「1−0」で勝利、という素晴らしい結果を出しました。この試合での勝利は、スペイン相手の勝利というのは、計算された勝利であり、プラン通りになった結果の勝利であり、決して偶然や奇跡ではなかったと思います。決定力さえもう少し高ければ、スペイン相手に2点差や3点差で勝てていた、それぐらいの素晴らしい試合だったと思います。