長距離を移動する旅客鉄道に「アムトラック」(旅客鉄道公社)というものは存在します。しかし、アメリカでは車や飛行機が主流なので、新幹線は走っていないのです。

 何故、アメリカでは鉄道が不人気なのでしょうか?

 1916年には路線距離が40万キロありましたが、

 2006年には22.5万キロまで短くなっています。自動車が普及してから減少傾向のようです。

 国土がものすごく広いので、電車での移動は不都合となります。時間がかかってしまいますからね^^ これが表向きの理由です☆  へぇ? 表向き??

 アメリカの鉄道が発展しない理由は、過去の買収が影響しています。

 車が普及するまで、鉄道は輸送手段として多くの利用者に親しまれてきました。この流れが一変するのが1920年代です。

 車が少しずつ普及し、鉄道の存在意義を見出せなくなってきました。1929年の不況なども重なり、鉄道の需要が低下していくのです。

 そのような中、GM(自動車メーカー)や石油会社は弱っていた鉄道会社を買収し、自分の会社の傘下に置くのです。その後、買収した鉄道会社を倒産させてしまうのです。

 一説によると、車産業の発展のため、わざと鉄道会社を買収して倒産させたのではないか?とする意見も根強く残っています。いわゆるGM陰謀説です。

 いずれにせよ、アメリカではブッシュ大統領からオバマ大統領に代わり、環境産業に移行する事を目指しています。

 そこで注目されているのが鉄道です。今後、アメリカでは鉄道のインフラを整えるのではないか?そんな見方も存在するようです。(情報提供:安田雑学 編集担当:水野陽子)