日本のあきづき型護衛艦が今月14日、三菱重工長崎造船所で引き渡され、佐世保の第一護衛隊群第5護衛隊に配備、高田昌樹氏が艦長を務める。中国網日本語版(チャイナネット)は「月に3隻の艦艇が就役した日本で軍備拡大が加速」と報じた。

 あきづき型は標準排水量約5000トン、満載排水量6800トン、全長150.5メートル、幅18.3メートル、最大航速30ノット、乗員200人だ。主要兵器は90式艦対艦誘導弾、発展型シースパロー、07式垂直発射魚雷投射ロケットなど。ヘリコプター2機も搭載可能で、建造費は750億円だ。同艦はさらに3隻建造される計画で、2014年3月までにすべて就役する予定だ。

 また16日にはそうりゅう型潜水艦の4番艦「けんりゅう」が川崎造船神戸工場で引き渡され、呉の一潜水隊群第3潜水隊に配備、岡林真人氏が艦長となった。

 そうりゅう型は基準排水量2950トン、水中排水量3300トン、全長84メートル、幅9.1メートル、推進システムはディーゼルエンジン2台、スターリングエンジン4台、主推進モーターだ。水上最高航速は12ノット、水中最高航速は20ノットに達する。艦上兵器の管理には新しい艦内ネットワークシステム、作戦情報処理システムのコンピュータには成熟した商用技術を採用した。先進的なコンピュータ制御技術によって自動制御技術が改善された。

 また21日には海上自衛隊の新型掃海艇「えのしま」の就役式典が行われ、横須賀基地に向けて航行した。同掃海艇は軽くて強度の高い繊維強化プラスチック(FRP)を使っている。日本のこれまでの掃海艇は水雷が感知できない木材製だった。FRP製は「えのしま」が初めて。

 中国網は、「日本は中国脅威論や中国の軍事発展が不透明だと吹聴する一方で、軍備拡大を加速している。中国は警戒が必要だ」と報じた。(編集担当:米原裕子)