PNDでもVICSのみならず、「エアーナビ」のようにプローブ情報を取得できるモデルがあるくらいですから、VICS対応と聞いても驚くには値しないかもしれません。でも、自車位置表示の正確性や独自の操作感をもつ米国生まれの「ガーミン」がVICSに対応したとなると、いままで「ガーミン」は気になるけれど、VICSがないからなと諦めていた人には朗報です。


 


 


 


画面サイズは4.3インチと最近のPNDではやや小さめだが、前席からの視認性は十分。


 


VICSに対応するのは、今秋リリースされた「nuvi3770V」で、スマホのような薄いボディに8GBの内蔵メモリーを搭載。Bluetoothに対応し、microSDスロットも採用しています。ますますPNDとスマホの垣根が低くなっていくのを実感させます。ナビの使い勝手は「ガーミン」そのもので、港や空港の情報や目的地設定が充実していたり、世界時計や単位換算機を搭載していたりするなど、ワールドワイドで使える機能が充実しています。実際海外でも使えるわけですが。


肝心のVICSは、FM-VICSを受信します。受信部はシガーソケットに差し込む電源コードにあり、受信しやすいようにフロントウインドウ前に設置します。受信性は良好で、文字表示/簡易図形表示/地図表示のレベル3はお馴染みですが、とくに都市部で使うとなると渋滞や規制情報が入手できるのは心強い限りです。


その他にもガイドブックを搭載していたり、徒歩/自転車モードにも対応していたりと、ニューモデルらしく機能は満載。使いがいのある一台に仕上がっています。


 


 


 


縦、横どちらにしても使える。車載モードに加えて、徒歩/自転車モードも用意する。ワンセグ受信も可能だ


(塚田勝弘)



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