日韓双方が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)に近い鬱陵島を視察するため、自民党の新藤義孝、稲田朋美両衆院議員と佐藤正久参院議員は1日、韓国へ渡航した。ソウルの金浦空港では、「身辺の安全を保証できない」との理由で入国を拒否されたことから、議員らは入国を断念し帰国。議員らは今後も鬱陵島視察を目指すと話す一方で、韓国側は入国禁止ブラックリストを検討するなど、竹島をめぐり両国の溝は深まっている。

 韓国人ブロガーのvip4eva(ハンドルネーム)さんは、将来、外交通産省や国連で働くことを夢見る高校1年の女子学生。自民議員の訪韓騒動は「政治的なショー」との見方を示し、日本にだまされないために対応マニュアルを早急に作るべきだと主張した。

 vip4evaさんは、「日本は震災以降どうかしてしまったのだろうか」と自民党議員らの行動を指摘。21世紀に入ってから他国を自国の政治ショーに利用する国はほかに見たことがないと述べ、自民議員らが訪韓した日に自分も金浦空港へ行き、みんなと一緒に抗議したかったと述べた。

 しかし、「過敏な反応はむしろ韓国に悪影響を与えるような気がした」という。その理由について、自民党議員たちは騒動を利用して知名度アップを図り、次の選挙での政権交代を狙っていると分析し、3人が起こした「政治的なショー」により日韓関係が損なわれてはならないと指摘。「日韓関係など必要ないという人がいるが、実際のところ国際社会で韓国は日本と交流しなければ何も利益は生まれない」とし、日韓関係は重要であると述べた。

 vip4evaさんは、「日韓関係を維持しながら独島領有権問題を有利に進めるためには、政治家たちの挑発に対し冷静に対処しなければならない」とし、日本の挑発に対応するためのマニュアル作りを早急に整える必要があると訴えた。(編集担当:新川悠)