催眠術かけ預金を下ろさせる、銀行訪れた高齢者狙うロシアの詐欺師。
先日、ロシアにある銀行に、高齢者に狙いを絞った詐欺師が現れた。銀行で高齢者たちを待ち構えていた犯人は、お金を引き出して渡すよう催眠術をかけ、本人が騙されていると気付かない状態のまま逃走したそうだ。
英紙メトロなどによると、この事件が起きたのはロシア南西部スタブロポリの銀行でのこと。犯人の男は銀行の中にいる高齢者にターゲットを絞り、催眠術を使って犯行に及んだ。被害者の一人は、カウンターに向かおうとした際に男が目の前に現れ、「自分にはお金が必要なんです、助けてください」と話しかけられたというが、覚えていたのはここまで。
この後、催眠術をかけられてしまった被害者は、本人の分からぬうちに自分の口座からお金を引き出し、そのまま犯人に渡してしまったらしい。この被害者の場合、翌日に再び銀行を訪れると支店長から「あなたは預金を引き出しましたよ」と言われ、そこで自分がお金を犯人に渡していたことも思い出した。犯人はこうした手口を繰り返しているという。
地元の警察の発表では、これまでに同様の手口の被害に遭ったのは「少なくとも8人」。今回の被害者の話に加え、銀行の監視カメラに残されていた映像から一連の犯行が明らかになった。現在、分かっている被害総額は数千ポンド(1,000ポンドは約13万円)。まだ明らかになっていない犯行もあると見られているため、総額はさらに増えるかもしれない。
ちなみに、ロシアでは2009年末に銀行の窓口で催眠術をかけてお金を奪った事件をはじめ、こうした詐欺・強盗が以前より報告されており、ほかの地域でもインド・ムンバイでの宝飾店強盗(2009年)、イタリアのスーパー強盗(2008年)、米ニュー・ハンプシャー州でコンビニ強盗(2007年)などが話題を呼んだことがある。
英紙メトロなどによると、この事件が起きたのはロシア南西部スタブロポリの銀行でのこと。犯人の男は銀行の中にいる高齢者にターゲットを絞り、催眠術を使って犯行に及んだ。被害者の一人は、カウンターに向かおうとした際に男が目の前に現れ、「自分にはお金が必要なんです、助けてください」と話しかけられたというが、覚えていたのはここまで。
地元の警察の発表では、これまでに同様の手口の被害に遭ったのは「少なくとも8人」。今回の被害者の話に加え、銀行の監視カメラに残されていた映像から一連の犯行が明らかになった。現在、分かっている被害総額は数千ポンド(1,000ポンドは約13万円)。まだ明らかになっていない犯行もあると見られているため、総額はさらに増えるかもしれない。
ちなみに、ロシアでは2009年末に銀行の窓口で催眠術をかけてお金を奪った事件をはじめ、こうした詐欺・強盗が以前より報告されており、ほかの地域でもインド・ムンバイでの宝飾店強盗(2009年)、イタリアのスーパー強盗(2008年)、米ニュー・ハンプシャー州でコンビニ強盗(2007年)などが話題を呼んだことがある。