就職が決まらない大学生や転職を求めている人たちが苦心する面接での問答。ここで生ずるコミュニケーションギャップがわかる例で見てみます。

元グラビアアイドルの山P妹こと山下莉奈さんが、勤め先の小林興起事務所を、新年年明け早々にクビになったとブログに書いた件がニュースになりました。それに対し事務所側は一方的解雇ではなく、業務指示を拒否したことが原因だと、真っ向から両者に言い分には溝が出ています。

「個人側」と「会社(雇用)側」が正反対の理由を述べる構造は、正に組織コミュニケーションにおけるギャップの典型です。最も大切なことは「誰が(何が)正しいか?」という善悪追跡には、全く意味がなく、組織は、個人はそのように一致が難しいものであるという構造を理解することだと言えます。

この典型例のコミュニケーションギャップモデルを分析してみましょう。

山下さんブログでは;
(昨年10月から)小林事務所で働き、取材を受けたくないし、受けられないという対マスコミ取材方針の在り方等々で話合いをし、解決したと思っており、新年からまた心機一転というつもりだったのに、朝行ったらいきなり先月付け(解雇)でということになった。小林事務所でマスコミ対応がうまく出来ないという理由だということで。
急過ぎる動きへの不信と、新年早々無職になった事への不満が綴られています。

これに対し小林興起事務所は;
(山下さんは)駅頭や地元まわりなど現場での勉強を忌避し、内勤だけ希望する等「政治家の仕事を理解していない」と判断した。さらに本人は昨年12月中旬から欠勤しており、5日に話合ったが溝は埋まらず解雇となり、本人も「お世話になりました」と笑顔で挨拶して行ったと反論しました。

われわれ第三者がここから読み解ける事実は;

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