「スター社員の仕事術」〜やらなくていいことを意識する〜/今野 誠一
前回は、時間の使い方の習慣を変えるということでしたが、今回は、スケジュールの中でも「何をやらないか、やらなくていいことか」を決めること、そして、スケジュールの主導権は自分が握ることについてお話します。
■□■ 何をやめるかが重要 ■□■
「大事なことを優先する」ために、何が大事かを考えるところまでは問題ないのですが、それを実行に移していくためには、何かをやめないと、限りある時間の中に収まらないということになります。
経営学の知の巨人・ドラッカーはこう言っています。
「大切なのは、優先事項を設定することではない。それは簡単だ。難しいのは、どの作業に取り組まないか、後先事項を決めることである。」(P.F.ドラッカー)
時間管理の大命題は、一言で言うと「将来に向けた最も重要なことをいかに実行に移すか」といえますが、裏を返せば、「何をしないか?」という問いかけにもなります。
「好奇心」が旺盛で、「行動力」があるというのは褒め言葉なのですが、闇雲にいろんなことをやろうとすれば、結局最も重要なことに集中することができずに、全てが中途半端になってしまう。
私の場合で言えば、私生活では、車を持つことをやめ、テレビを居間から排除しました。
自分のプライベートに占める時間を検討していった結果、車にかかる時間(磨いたり、掃除したり、修理に出したり)と、圧倒的にテレビを見ている時間が多かったからです。
その二つを完全にやめて、振り向けることにしたのは、体を鍛える時間、本を読む時間、社員と話す時間、家族との時間、などでした。
重要なことに集中するということは、いつも「何をやらないか」「止めるか」とセットです。
その決断をすることがどうしても必要なのです。
■□■ スケジュールの「目的」を再考する ■□■
「何をやめるか」を考えることは、けっこう難しいことです。
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■□■ 何をやめるかが重要 ■□■
「大事なことを優先する」ために、何が大事かを考えるところまでは問題ないのですが、それを実行に移していくためには、何かをやめないと、限りある時間の中に収まらないということになります。
「大切なのは、優先事項を設定することではない。それは簡単だ。難しいのは、どの作業に取り組まないか、後先事項を決めることである。」(P.F.ドラッカー)
時間管理の大命題は、一言で言うと「将来に向けた最も重要なことをいかに実行に移すか」といえますが、裏を返せば、「何をしないか?」という問いかけにもなります。
「好奇心」が旺盛で、「行動力」があるというのは褒め言葉なのですが、闇雲にいろんなことをやろうとすれば、結局最も重要なことに集中することができずに、全てが中途半端になってしまう。
私の場合で言えば、私生活では、車を持つことをやめ、テレビを居間から排除しました。
自分のプライベートに占める時間を検討していった結果、車にかかる時間(磨いたり、掃除したり、修理に出したり)と、圧倒的にテレビを見ている時間が多かったからです。
その二つを完全にやめて、振り向けることにしたのは、体を鍛える時間、本を読む時間、社員と話す時間、家族との時間、などでした。
重要なことに集中するということは、いつも「何をやらないか」「止めるか」とセットです。
その決断をすることがどうしても必要なのです。
■□■ スケジュールの「目的」を再考する ■□■
「何をやめるか」を考えることは、けっこう難しいことです。
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