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 サッカー日本代表FW上田綺世(27=フェイエノールト)が、9日放送の日本テレビ系「ザ!覚悟を決めた瞬間 SAMURAI BLUE 悲願のW杯優勝なるか」(後9・00)にVTR出演し、代表での初ハットトリックにまつわる裏話を明かした。

 23年11月にW杯アジア2次予選のため代表招集された上田は、ミャンマーを相手にハットトリックの大活躍。実は、病に苦しむ自分のファンへのエールを込めたゴールだった。番組では、関係者の証言をもとに再現VTRを放送した。

 妻でモデルの由布菜月が、友人が経営するブランドショップで手伝いをした時のこと。自分のファンだという店員から声を掛けられて懇意になった。その女性の恋人は、偶然にも上田のファンで、試合を見て応援していたという。

 ところが、その男性はある時、首にしこりができていることに気づき、病院で受診したところ、がんと診断された。入院中もテレビで上田に声援を送っていたという。

 由布からその事実を聞いた上田は、闘病する男性にエールを送ろうと、ユニホームとスパイクをプレゼントすることに。「そんなことしかできないけど、少しでも励みになってくれれば」との願いだったという。

 「僕の妻が仕事だったりとか、そういうところで関わっている友達の彼氏さんが、体が良くない状態という話を聞いて。でも彼氏さんが凄くサッカーが好きで、僕のファンで、応援してくれているというのを聞いていたので、サポートできたらいいなと思いました」

 さらに、ゴールを決めた場合、カメラに向けて激励のピースサインをすることも約束したという。

 試合では3ゴールの活躍で、チームを圧勝に導いた。翌日、男性の元に画像付きメールが。上田が満面の笑みで、両手でVサインをしているショットだった。

 男性への贈り物は、他にも。ハットトリックを決めた選手には、チームメートがボールにサインをし、贈る習慣がある。自身にとっても大事な記念の品だが、上田は男性にプレゼントしたという。

 上田は「逆に僕が力をもらった」と、男性への感謝を口にした。「病気に必死に立ち向かっている彼が、僕を応援してくれて、それを生きがいのように感じていると言ってくれて。現実的にそういう自分の活動自体が、人の力になれているというのを実感できることは、意外と少なかったりする」。さらに「もっといろんな人に、活力を与えてあげられるようなアスリートになりたい」と、決意を口にした。