[11.15 W杯最終予選 日本 4-0 インドネシア ジャカルタ]

 漢は結果で示す。後半17分から途中出場したDF菅原由勢は同24分、右サイドをMF伊東純也とのパス交換で抜け出すと、思い切ってニアを抜くシュートを放つ。ダメのダメを押すチーム4点目となった。

 日本代表に選ばれ続ける菅原だが、6月6日のW杯アジア2次予選・ミャンマー戦の出場以降、出番のない戦いが続いていた。この日の出場は実にAマッチ6試合ぶりだった。

 インタビューで菅原は「最終予選が始まってから悔しい思いをしてきた。きょうだって、スタメンに名前がなかったことは悔しかった」と素直な気持ちを吐露。「苛立ちをほかの人に向けそうになった時もあった」とするも、「ピッチに立って結果が証明すること、きょうは途中から入ったら結果を残してやろうと思った」と自身の仕事ぶりに胸を張る。

 大事なのは与えられた役割をこなし続けること。「裏のスペースを突いてほしいと指示を受けていた。素晴らしい指示のおかげで点が取れました」と首脳陣への感謝を語ると、「勝ち点3、ただそれだけ。きょうの勝利は忘れて、次に向けて集中していきたい」と19日の敵地・中国戦に目線を向けた。