御嶽海が勝利後に担架で搬送 土俵下で起き上がることができず場内騒然 勝ち名乗りも受けることができず
「大相撲九州場所・6日目」(15日、福岡国際センター)
前頭七枚目・御嶽海が同五枚目・琴勝峰と対戦。突き落としで勝利した後、土俵下で起き上がることができず場内が騒然となった。
土俵際まで押し込まれたが、最後は体を入れ替えるようにして逆転。だが、転落した際に左肩から落ちて強打したもよう。左肩や左腰付近を気にしながら、痛みに顔をゆがめた。
敗れた琴勝峰が土俵上で待機していたが、勝った御嶽海は勝ち名乗りを受けることができず。担架が用意され、搬送された。場内からは拍手がわき起こり、エールが送られた。
花道から下がった後、医務室に運ばれて救急車が呼ばれた。その後、サポートされながら救急車に乗り込み、病院へ向かった。
師匠の出羽海親方によると、強打したのは左肩と腰付近。5勝目を挙げながら無念のアクシデントに「落ちた時の衝撃かな。痛みは本人しか分からない。朝になると、もっと痛くなる。あんな形でも勝ったのにね。無理させてもしょうがない」と語った。