試合後に拳をかかげ喜びを表す慶応大の清原正吾選手

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◇東京六大学野球 秋季リーグ 第9週 慶応大 9-1 早稲田大(9日、明治神宮球場)

慶応大の清原正吾選手が、9日の早慶戦に「4番・ファースト」でスタメン出場しました。この試合で清原選手は「4打数4安打1本塁打」の大活躍を見せ、チームの「11安打9得点」の快勝に大きく貢献しました。

そんな清原選手は今年プロ志望届を提出しましたが、ドラフト会議で名前を呼ばれることはありませんでした。

試合後にインタビューに応えた清原選手は、ドラフトを振り返り「ドラフトで漏れて、残すは早慶戦だけだと思ってたので僕のすべてをかけてここまで調整してきました」とコメント。さらに指名漏れからの心境の変化については「自分の中でポジティブに切り替えられたってところと、あとはここまで育ててきてくれた方々への感謝の気持ちだけで1週間やってきました」と明かしました。

ホームランを放ちダイヤモンドを1周した清原選手はホームベースを踏むと、スタンドで見守る父に向けて笑顔でアピール。このときの気持ちを「『見たか』ってところもあれば『ここまで育ててきてくれてありがとう』という気持ちもこめて」と振り返り、この日の活躍について「少しは報われたかなって気持ち」と語りました。さらに「明日も引き続きチームに貢献したい」と意気込みを口にしました。

翌10日にも神宮球場で早慶戦が行われます。