バットを掲げるアルナエス(撮影・田中太一)

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 「阪神秋季キャンプ」(8日、安芸)

 阪神の新外国人で育成のジーン・アルナエス内野手(22)が、9日の紅白戦(安芸)で実戦デビューを果たす。DHでの出場予定で「とにかくこういう機会をもらえたことがすごくうれしい」とフレッシュな笑顔で出場を心待ちにした。

 日本の投手と実戦形式での対戦も初。「自分の国と大きく野球も違うと思う。早く、どんなフォームで来るとか球筋も含めて、慣れるような時間にしたい」とテーマを掲げた。内野の全ポジションを守れるが、まずは打席に立ち日本野球へ“入門”する。

 コミュニケーションはばっちりだ。6日のオフ前日に歓迎会が開かれ「日本語も覚える機会がたくさんあったので、自分にとってもすごく文化を知る意味でいい機会になった。すごく特別な時間になりました」と充実の表情を浮かべた。

 米大リーグ・ブルージェイズ傘下での今季はA+クラスで打率・233、2本塁打、12打点。「そんなに多くのことはできないと思いますけど、まず小さいことをしっかりとできるように」。フリー打撃でしっかり調整し、力強く意気込んだ。