11月も好調な出だしを切ったラツィオ、バローニ監督 photo/Getty Images

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ラツィオがELのポルト戦で粘り勝ちを披露し、4戦全勝で首位に立った。

試合はラツィオが先制するもポルトが後半に追いつく白熱した戦いに。そして後半アディショナルタイムの92分、途中出場していた37歳のペドロがゴールを決め、劇的な勝利を手にした。

好調のチームを支えるマルコ・バローニ監督は、試合後のインタビューで勝利の理由を「決して諦めなかった」と語った。

彼は続けて「選手たちも信じることを決してやめなかったから称賛に値する。交代選手たちは正しい姿勢で出場した。ルカ・ペレグリーニがベンチから出て1分以内に仕掛けたタックルを見ればそれがわかるだろう」と述べ、結果を出した選手たちを激賞した。

そして決勝点を挙げたペドロに関しても「彼は90分間プレイできるし、体調も素晴らしい。集中力があり、自信もある。彼がやっているようなトレーニングをすれば、年齢を感じさせない。こうした兆候はシーズン前のトレーニングから現れていた」と37歳になっても活躍し続けるベテランを特別に讃えた。

バローニ監督は、10月のセリエA月間最優秀監督賞を受賞した人物。対戦相手への分析力と対応力が優れているのだろう。この試合でコーナーキックから生まれた1点目に関して「ポルトは我々を研究し、我々がスペースを攻撃する傾向があることを知っていたので、代わりにロングボールを最大限に活用した」と説明。実際に大きくファーに伸びたボールを折り返し、中央にいたアレッシオ・ロマニョーリがヘディングでシュート。相手DFを左右に揺さぶって得点を奪った。

監督の戦術と選手の奮闘が身を結んだ勝利だったことがわかる。果たしてラツィオはどこまでこの好調を維持できるか、今後の戦いにも注目だ。