“20代のGD”から“30代のジヨン”へ G-DRAGONに第二の全盛期到来、すべてが“トレンド”になる影響力
『ピタカゲ(CROOKED)』で「永遠なんてもの、あるわけないでしょ」と叫んだBIGBANG・G-DRAGONが7年ぶりに帰ってきた。彼の復帰を長年待ち望んできたファンは、「永遠なんてものは必ずある」と“王の帰還”を歓迎している。
【写真】G-DRAGON、「痩せすぎ」と心配された過去SHOT
“スターのスター”として君臨し、世界中のトレンドをけん引してきたG-DRAGONだが、長い空白期間の間に変化した時代の流れを読むことができるか懸念もあったのは事実だ。
ただ、「自分は自分らしく美しい」と伝えた新曲『POWER』の歌詞のように、まさに“今のG-DRAGON”のすべてが話題となっている。
G-DRAGONの新曲『POWER』が世界中を熱狂させている。
10月31日に新曲をサプライズ発表したG-DRAGONは、韓国国内主要音源サイト「MelOn」「genie」「bugs」「VIBE」などでリリースと同時にリアルタイムチャート1位に上がっただけでなく、日間チャートでも最上位圏に君臨し、底力を証明している。
ミュージックビデオも公開1日で再生回数1000万回を突破。韓国のチャートはもちろん、台湾や香港、フィンランド、ベトナムなど15カ国のiTunesソングチャートでも1位に入った。
ファンの反応も熱い。「やっぱりGDが“GDした”」「G-DRAGONはトレンドについていく必要がない。彼こそがトレンドだからだ」「2007年生まれだけどファンになりました」「止まった時間が再び動き出した」など、G-DRAGONの帰還を歓迎するコメントで殺到している。
“風刺”を込めた新曲『POWER』『POWER』は中毒性の強いビートにG-DRAGONのウィットあふれるラップを加えた曲で、「I got the power the power」と繰り返すリフレインの中毒性が人気を集めている。
G-DRAGON自ら作詞を手掛けた歌詞も印象的だ。これは昨年、自身に提起された麻薬投薬のデマと、虚偽事実を流布した悪質なコメントなどを風刺したものと見られる。
G-DRAGONは新曲リリースの前日、tvNのバラエティ番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』に出演した際、『POWER』について「自分の力は音楽」ということを強調するとともに、メディアの力に対する風刺が込められた曲だと紹介していた。
同日の放送では、華麗なスポットライトを浴びるなかでさまざまなデマと話題によって上下動する人生により、窮地に追い込まれた過去も告白。「前に進むこともできず、精神的に疲弊すれば、危険なことを考えてしまいそうだった。無理にでもひたすら自分の中心を取ろうとした」と打ち明けた。
「G-DRAGON」としての華麗な姿と表裏一体な「クォン・ジヨン」としての人間的な姿に、彼を長い間待っていた人々もエールを送っている。
G-DRAGONが出演した同日の『ユ・クイズ ON THE BLOCK』は、テレビ及びOTTを合わせたドラマ以外の番組における話題性で12週間ぶりに1位に輝いた。ゲストとして出演したG-DRAGONも、ドラマ以外の番組における出演者で話題性1位を記録したことがわかった。
G-DRAGONこそが「トレンド」G-DRAGONの「名不虚伝」な話題性は音楽にとどまらない。ファッションにおける“パワー”も相変わらずだ。
ソロとしては約7年4カ月ぶりにカムバックしたにもかかわらず、不変のファッション影響力を発揮。特に、彼が履いた1万ウォン(日本円=約1100円)程度の指圧スリッパは、価格が17倍まで跳ね上がる騒動まで起こした。
これに先立ち、G-DRAGONは「CHANEL(シャネル)」や「THOM BROWNE(トム・ブラウン)」「Chrome Hearts(クロムハーツ)」など、各種ラグジュアリーファッションアイテムとスタイルを流行させてきた。
また、アジア人男性初のCHANELアンバサダーらしく、最近ではCHANELのファッションショーに参加するため香港に出国した際の姿も多くの話題を集めた。
当時、G-DRAGONはまだ韓国で発売されていないテスラの電動ピックアップトラック「サイバートラック」に乗って空港に登場したかと思えば、顔にスカーフを巻いた独特なシャネルファッションで、空港を一気に自身のランウェイに変貌させた。
とあるK-POP界の関係者は、「SOLとともにD-LITEのYouTubeチャンネル『家D-LITE』に出演し、普段の姿を見せたかと思えば、SNSのサブアカウントを開設してファンと日常を共有している」とし、「ベールに包まれていた“20代のG-DRAGON”とは違う“30代のクォン・ジヨン”の姿とともに、G-DRAGONの個性豊かな音楽とコンテンツで依然として波及力を見せ、大衆のニーズを充足させている」と影響力を分析した。
“時代のアイコン”とも呼ばれるG-DRAGONの活躍は続く見通しだ。
G-DRAGONは来る11月23日、日本・大阪府の京セラドーム大阪で行われる「2024 MAMA AWARDS」で、「MAMA」のステージに9年ぶりに登場する。また、今後のフルアルバムリリースやコンサート開催など、G-DRAGONのより積極的な活動に対する期待も高まっている。
◇G-DRAGON プロフィール
1988年8月18日生まれ。本名クォン・ジヨン。2006年にBIGBANGのメンバーとしてデビュー。BIGBANGのリーダーで、グループ内ではラッパーを担当している。作詞・作曲、そしてプロデュースのスキルにも定評があり、数多くの楽曲をヒットさせた。2019年10月に除隊。2022年4月に『Still Life』を発表し、BIGBANGとして約4年ぶりにカムバック。2023年6月にYGエンターテインメントとの契約が終了し、同年12月にギャラクシー・コーポレーションと専属契約を締結。2024年10月31日、7年4カ月ぶりの新ソロ曲『POWER』をリリースした。