初のグランプリ出場へ向けて気合が入る佐藤翼

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 「高松宮記念特別競走・G1」(5日、住之江)

 準優9Rは佐藤翼(36)=埼玉・105期・A1=がインからトップスタート(S)で逃げ切り、優出一番乗りを決めた。

 レース後にコンマ04のSタイミングを伝えられると「えっ!危なかった。早起こしだったし落としながらのSで、だいぶ様子を見てしまった」とびっくりした表情でレースを振り返っていた。

 足に関しては「準優は1マークを回れるように調整したから道中で若干もたついていた。12Rはまだ走っていないので一日かけて調整します。時間はあるので。今の状態でも足は問題ないし、足ではなくもっと合わせたい」と体感を求めて調整する。

 賞金ランキングは現在19位。優勝なら初のグランプリ出場へ大きく近づく。「もちろん目指しているし、きっちりとやりたい。住之江は初優出だが嫌いじゃない。グランプリに出られるようなら大きなプラスになるし結果を出したい」と年末を見据えて狙うは2度目のG1制覇だ。