初陣Vを飾ったレイニング

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 2、3日の東京、京都、福島を舞台に2歳新馬戦が計10レース行われ、日曜東京5R(芝1800m)ではサートゥルナーリア産駒の評判馬レイニングが1番人気に応えて快勝した。3角2、1番手の馬が2、3着に残るスロー。この流れを大外から余力十分に差し切った内容は強く、コンビを組んだ戸崎圭も「バランスが良くなれば、もっと良くなる」と将来に期待を込めた。母クルミナルは15年の桜花賞で2着、オークスでは3着。クラシック戦線での活躍が期待される。

先週の新馬勝ち馬評価一覧

レイニング(牡、父サートゥルナーリア、美浦・国枝)

日曜東京5R・芝1800m、戸崎圭「追い切りで1F11秒を切ってくるくらいだし、能力は感じていました。ただ、直線は傾いて走っている感じで、それを矯正させながらのレースでしたね。バランスが良くなれば、もっと良くなると思います」(レース評価A、将来性★★★★)

アロヒアリイ(牡、父ドゥラメンテ、美浦・田中博)

土曜東京5R・芝2000m、戸崎圭「道中ちょっと手応えが怪しいところもありましたが、最後はいい脚を使ってくれました」(B、★★★★)

ストップヤーニング(牡、父サンダースノー、栗東・羽月)

土曜京都5R・ダート1400m、長岡「スタートで砂をかぶってひるみましたが、慣れてくれて4コーナーではいい位置で競馬ができました。最後は外に出してからいい脚を使ってくれて、いい競馬ができました」(B、★★★)

インブロリオ(牝、父アドマイヤムーン、栗東・吉村)

日曜京都4R・芝1200m、M・デムーロ「母は短距離の芝で活躍をしていましたし、血統的にも楽しみな馬でしたので自信を持って乗りました。スタートが速くて、いいスピードがありますね」(B、★★★)

ウォータークラーク(牡、父ウォータービルド、栗東・石橋)

日曜京都5R・芝1800m、田口「ゲートがすごく良くて、ペースは遅かったんですが折り合いも問題ありませんでした。最後3Fの脚にはいいものがあると思いましたし、これからもっと良くなると思います」(B、★★★)

ボルトテソーロ(牡、父サンダースノー、美浦・栗田)

土曜東京6R・ダート1600m、松山「スタートが良かったし、砂をかぶらずにリズム良く、いい位置で運べました。おとなしくて乗りやすいし、鞍上のアクションに応えてくれる賢い馬です。まだ緩さがあるので、これから良くなりますよ」(C、★★★)

サウンドサンライズ(牝、父モーリス、栗東・音無)

土曜京都6R・芝1600m牝馬限定、浜中「こういう馬場でもこなしてくれましたし、しぶとかったです。攻め馬からしぶとい感じがありましたし、このレースでもそういうところを出してくれました。ゲートの駐立では前かきをするようなところはありましたね」(C、★★★)

クロユキ(牝、父モーリス、栗東・松永幹)

土曜福島5R・芝1200m、高杉「ケイコより実戦に行っていいです。素軽いです。追ってからモタついていましたが、反応してからはいい脚を使ってくれました。芝の方が良さそうです」(C、★★★)

カラヴァジェスティ(牡、父カラヴァッジオ、美浦・奥村武)

日曜東京4R・芝1400m、戸崎圭「追い切りの段階から素軽い動きを見せていました。血統はダート寄りですが、その素軽さでカバーしてくれたと思います。体も使えていたし、いい走りでした」(C、★★★)

シーソーゲーム(牡、父ダーハー、美浦・小笠)

日曜福島6R・ダート1700m、菊沢「1週前の追い切りあたりから良くなってきました。まだ緩い面がありますが、センスの良さと能力で勝てました」(C、★★★)

(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)