【離婚を決意】仕事があるから離婚に踏み切れた。キャリアを積ませてくれた親に感謝…老々介護の父と娘、40年前のお話【第20話まんが】
95歳、男やもめの頑固な父を、67歳の一人娘が介護する…笑って泣ける介護連載『オーマイ・ダッド! 父がだんだん壊れていく』が好評につき単行本化。この物語を原作に、主人公たちの若い頃まで遡り、家族の物語をとんがりめがねさんの漫画でお届けします。
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クミコ最近仕事どうよ?
前話からの続き。私はクミコ(65歳)。
数十年前の子育てを振り返る。
2人の息子が誕生した後、なんとか仕事復帰をした私。
さらにパートタイムで勤務していた会社から、正社員にならないかと打診され、私は晴れて正社員として働き始めた。
仕事と子育ての両立は大変なこともたくさんあったけれど、それを上回る満足感が私を包んでいた。
↓↓↓夫婦の関係は冷えていくばかりだった
久々の帰省
ヨウコには詳しく話さなかったが、相変わらず夫との関係性は修復できないまま…
お酒の量が増えているだけでなく、外で飲み歩くからか家にお金を入れることが減っていた。
↓↓↓離婚に対して父の考えは
これを機に…
父は地元で仕事を探してくれると言っていたが、出版社で経験を積んできた私は、この機会に作家として独立しようと考えた。
そうして私たち親子は東京を離れ、生まれ育った町へと帰ってきた。もし私が働きたいと言い出さなければ、夫との関係が崩れることはなかっただろうか。いや、きっとどこかのタイミングでほころびが生まれていたはず。
何より自分が働くという選択をしていたおかげで、離婚に踏み切れた部分は大きい。大学進学を薦め、キャリアを積ませてくれた父と、私が手に職をもつ女性になるよう願ってくれていた母には、今更ながらに感謝の気持ちでいっぱいだ。
第21話へ続く。
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