ゲーム「ハウス・オブ・ザ・デッド」ハリウッド実写化決定、『バイオハザード』監督が就任

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SEGAが誇る人気アーケードゲームシリーズ、「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」がハリウッドで実写映画化を果たすことがわかった。米が伝えた。

「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」は1997年よりゲームセンターで稼働する人気シリーズ。次々と迫り来るゾンビをガンコントローラーで撃ち落としていくゲームだ。リロードは画面外を撃つことで行われる。セガサターンやドリームキャストでも展開され、PS4やPS5などにも移植された。「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」などの派生作品も人気を有している。

脚本と監督はミラ・ジョヴォヴィッチ主演『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン。ゲーム原作映画としては『モンスターハンター』(2020)ぶりのリベンジとなる。SEGAの中原徹もプロデューサーとして加わる。

アンダーソンは90年代からこのゲームが大好きだったと語り、当時ゲームセンターでよくアーケード版をプレイしていたという。「ハウス・オブ・ザ・デッド」の魅力については「アクションと恐怖の中に家族の葛藤が描かれていること」と説く。「リサ・ローガンという女性が父を救出しようとします。それから、このミュータント発生を引き起こした男の息子であり、父の罪に向き合わなければならないダニエル・キュリアンと言う男も描かれています」。

またアンダーソンは、同ゲームがザック・スナイダーの映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)にも影響を与えたことに触れ、ゲームの没入感を再現したいとコメント。謎解き要素が描かれた『バイオハザード』とは全く異なるアクション中心の映画にし、「ゲームを知らない人を排除するような、バックストーリーをたくさん詰め込むようなことはしない」と表明した。

SEGAとしては『ソニック・ザ・ムービー』の成功に続くハリウッド企画。当時はハリウッドの拝金主義を警戒していたというが、パラマウントによる『ソニック』成功を受けてトランスメディア政策に変化が生じたという。2025年半ばから後半にかけて製作開始予定。

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