フレディ・フリーマン

写真拡大

 「ワールドシリーズドジャース6−3ヤンキース」(25日、ロサンゼルス)

 右足首捻挫の痛みを押してプレーし続けているドジャースのフリーマンは試合後の記者会見で延長十回の劇的サヨナラ満塁弾を放った後のダイヤモンド一周の感覚を問われ、「何も感じなかった。ふわふわ浮いているような感じだった」と返答。「ワールドシリーズでの2死満塁の場面は5歳のころに2人の兄と家の裏庭で遊びの野球をしている時に夢を見るようなものだ」と笑顔で話した。

 1点を追う十回2死二、三塁の場面で敵軍が前を打つベッツが申告敬遠を歩かされて満塁策を取ったことには「シーズンを通してずっと見てきた。相手は翔平を歩かせてムーキー(ベッツ)と勝負し、ムーキーを歩かせて僕と勝負した。それが僕らのラインアップの利点だ。それが(投手有利と言われている)左対左であっても、どれも難しいマッチアップになる」と、MVPトリオで構成するメジャー屈指の上位打線に自信を見せた。

 ホーム生還後、仲間から手荒い祝福を受けた後、真っ先にネット裏席から応援してくれていた父の方へ駆け寄ったヒーローは、サヨナラ満塁弾はワールドシリーズ史上初だったことを伝え聞くと、「え、本当に?」と驚きの声。「かなりクール。すごいことですね。この数カ月はいろいろあって大変だったけど、マックス(7月にギラン・バレー症候群発症)はとてもよくなっているし、足首はただの捻挫だからもう大丈夫です」と話した。