石川・輪島市は、今回の衆議院議員選挙で不在者投票を行う一部の有権者に対し、誤って前回の選挙で使われた政党名の一覧を交付したと19日、発表しました。

輪島市選挙管理委員会によりますと、今回の衆議院議員選挙では不在者投票を行う際、投票用紙とあわせて候補者の氏名が書かれた一覧と政党名が書かれた一覧をそれぞれ配付するところ、一部の有権者に対し、前回2021年の衆院選で使用するために製作した政党名一覧の用紙を誤って郵送したということです。

この対象となっているのは、県内に住む80人と2次避難などで県外に滞在している20人のあわせて100人で、不在者投票の施設数としては、31の施設に上ります。

輪島市は該当する有権者全員に連絡を行い、正しい政党名が書かれた用紙を再度提供するよう、対象の市や町に依頼しました。また、すでに投票された分についてはこれまでに投票が無効になるなどの影響はないということです。

今回の誤った配付の原因について輪島市選挙管理員会は、今月17日に政党名一覧を追加印刷した際、誤って前回の製作途中ものを印刷したためと説明しています。当時、作業は職員1人で行っていたということで、今後は複数人で確認作業を行うなどして再発防止に努めたいとしています。