西田敏行さん オールでカラオケするほど仲が良かった「意外な新連ドラ女王」

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10月17日、俳優の西田敏行さんが東京・世田谷区の自宅で亡くなっているのが見つかった。76歳だった。

西田さんは、映画『釣りバカ日誌』シリーズや大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)など、数多くのドラマや映画で活躍。米倉涼子(49)主演の12年間にも及ぶ人気ドラマシリーズ『ドクターX』(テレビ朝日系)では病院の院長・蛭間重勝役を好演した。今月8日に都内で行われた、同シリーズの完結作である映画『劇場版ドクターX』(12月6日公開)の完成報告会見が公の場に見せた最後の姿となった。

“私生活で親交のある芸能人”として、米倉をはじめとして濱田岳(36)など数々の名だたる後輩俳優から名前があがるほど、フレンドリーなキャラクターで知られていた西田さん。その中には意外な若手人気女優の名前もあった。

その女優とは広瀬アリス(29)だ。9日に放送された『ぽかぽか』(フジテレビ系)に、広瀬は俳優の藤原竜也(42)とともにゲストとして登場。番組内で広瀬が、先輩俳優との交流をフリップで紹介するコーナーがあった。その際に西田さんの名前があがり、スタジオからは「凄いメンバーだな!」という声が上がった。

広瀬は15年放送のドラマ『釣りバカ日誌〜新入社員 浜崎伝助』(テレビ東京)シリーズで西田さんと共演して以来交流を続けていたそうで、「私が21歳の時くらいから、ご飯に行かせていただくようになって」と告白。

さらに、「オール(ナイト)でカラオケ」をする仲で、「めちゃくちゃ歌ってくださいますし、西田さんがカラオケ行こうって言う」と西田さんに誘われることを明かすと、またもやスタジオからは驚きの声が。濱田も合流して三人でカラオケに行くことも多いのだと嬉しそうに話した。

西田さんは自身の楽曲も歌唱するそうで、広瀬は「贅沢な時間を朝まで過ごしています」と言い、「どんどん(曲を)入れて下さるので、誰よりもデンモクを持っている時間が長い」と笑顔で証言した。

訃報をうけて広瀬は18日にXを更新。《まだ私が捻くれていて暗黒期と呼んでいた時期に釣りバカ日誌でご一緒して地面ばかり見ていた私にお芝居って楽しいよ、こうするとどんどん楽しくなっていくよと真正面から教えてくださったのが西田さんでした》と回顧した。

続けて、《何か作品に出るたびに連絡くださって、アリスちゃんは最高なコメディエンヌだね!って9年前から変わらず、ずっと言ってくださいました。言われた当初はピンと来なかったけど今となってはコメディーが私の強みでもあって、今の私があるのは西田さんの存在があったからです。私を救ってくださいました》と、西田さんへの感謝を綴った。

そして、《突然の事で信じられないですし悲しいって言葉では表せない程落ち込んでいますが今私ができることは笑顔でお仕事を続けることです。コツコツと頑張るのみです。きっと見ててくれると思うので。スーさん。どんな時も優しく包み込んでくださってありがとうございました。とても感謝しています。心よりご冥福をお祈りいたします》と追悼の言葉を記し、締めくくった。

広瀬のXには、これまでにも何度か西田さんとの動画や写真を添えた投稿があり、8月には《私が21歳の時に初めてご一緒させて頂いてお二人からお芝居の楽しさ、“コメディー”のお芝居を沢山教えて頂きました。今もずっと家族のような存在 また「釣りバカ日誌」やりたいなぁ。。》という文言とともに、西田さんと濱田との楽しげなスリーショットを公開していた。

西田さんと広瀬の歳の差は47歳だが、年齢も性別も超えた友情と深い絆が二人の間にはあったのだろう。