年収400万円でギリギリ買える高級車ってありますか?維持費も気になります

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高級車に一度は乗ってみたいと思う人もいるでしょう。高級車に乗っているのはお金持ちの人というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。 車には購入費用だけでなく、ガソリン代や車検費用など維持費もかかります。高級な車であれば、維持費も高くなる傾向にあるため、高級車はお金持ちというイメージがついてしまうのでしょう。 今回の記事では、年収400万円の場合どのような高級車が買えるのか、また維持費はどうなるのかを解説します。

購入金額の目安

車を購入する場合、ローンを利用する人もいると思います。ローンには審査が必要となり、年収が返済に見合っているかどうかが判断されます。
車の購入金額は、年収の半分程度が目安といわれています。年収400万円の場合、200万円くらいの車であれば無理のない購入金額といえるでしょう。しかし、あくまでも目安なので、貯金などで車にかけるお金がある場合は、高い車の購入を検討してもよいかもしれません。
 

高級車の特徴

一般的に高級車とはどのような車なのでしょうか。高級車に定義はありませんが、一般的に高級車といわれる車は以下のような特徴を持っていることが多いです。


・価格が500万円以上
・排気量が大きい
・エンジンの性能が良い
・ブランド力がある

高級車は価格だけでなく、ブランド力や車の性能も重視されます。特に「メルセデス・ベンツ」や「ランボルギーニ」などの外車はブランド力もあり、高級車といわれる車が多い傾向にあります。
 

年収400万円だと高級車は買えない?

上記で挙げた特徴から考えると、200万円で高級車というのは難しいかもしれません。しかし、中古車で探してみると200万円以下の車もあります。
例えば、とある中古車販売店では、「メルセデス・ベンツ」が約60万円~、「アウディ」が約70万円~販売されているものもあります。これらは2024年10月中旬時点の中古車の最低価格例であり、型式や年数が古かったり、走行距離の数値が大きかったりと中古車の中でも車の状態には差があります。
そのため当然ですが、程度のよい中古車だと価格は上がります。どうしても高級車に乗りたい場合は、あらかじめ条件を設定して、範囲内で該当するものを検討するのがよさそうです。
 

高級車の維持費はどうして高い?

高級車は維持費が高いというイメージを持つ人も多いでしょう。特に外車は国産車よりも維持費が高くなる傾向にあります。ここでは、どのような維持費がかかってくるのかを解説します。
 

税金

まずかかってくるのは税金です。車の税金には購入後に支払う税金として自動車税と自動車重量税の2種類があります。自動車税は、車の種類や総排気量などによって決まります。総排気量が大きければ大きいほど、税金も高くなります。
自動車重量税は、車検などの際に車の重量などによって支払う税金で、自家用乗用車の場合0.5トンごとに金額が上がっていきます。高級車は重い車が多いため、税金が高くなる傾向です。
 

ガソリン代

高級車はガソリン代も高くなりがちです。多くの場合、高級車のガソリンの種類はハイオクです。ハイオクはガソリンの中でも価格が高く、経済産業省資源エネルギー庁の調査によると、2024年10月7日時点の全国平均で1リットルあたり約186円となっています。
ちなみにレギュラーガソリンは約175円/リットル、軽油は約155円/リットルです。
また、高級車の中でも加速を重視した車であればその分ガソリンを消費するため、燃費も良いとはいえません。車に乗る頻度にもよりますが、給油の回数も多くなってくるためガソリン代はかさむでしょう。
 

メンテナンス費用

車の修理が必要になった際、外車の場合は国内に部品がないことが多く、海外から取り寄せなければならないケースもあります。そうなると、修理費用の他に輸送費などもかかってくるため、国産車よりも費用が高くなります。
また、特殊な部品を使っていることも多く、その分メンテナンス費用もかかる可能性があります。
 

無理のない範囲で購入を検討しよう

高級車は憧れの車ですが、無理をして買うと生活に支障が出てしまうことも考えられます。
高級車でなくても性能の良い車はあるので、自分に合った車選びをすることが大切です。下調べをしっかりして、よく考えてから購入するようにしましょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 10月9日(水)結果詳細版
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー