佐賀県

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 佐賀県上峰町の武広勇平町長(45)が15日記者会見し、過去に町職員に強めの口調で「ばか」と言ったことを認め、「パワハラにあたる」との認識を示した。

 今後、自身を含め組織全体でハラスメント研修を受けるほか、公益通報制度の外部化をとりいれるとしている。

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 西日本新聞が11日付で「上峰町長パワハラか」と報じたのを受け、会見した。武広町長はほかにも15年間に数回、「大きな声になったり、机を手のひらでたたいた瞬間はあったかもしれない」「『役立たず』『給与泥棒』などという発言もあったかもしれない」とし、「適切さを欠いたかもしれないと反省している」とした。ただ、「公僕としての自覚を促す意図で、指導内容としては必要かつ適切だったと認識していた」とも述べた。

 武広町長は現在4期目。来年3月に予定される町長選には「出馬する」とした。(小陳勇一)