10月14日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、石破総理の方針について意見を交わした。

同じ野党でも全然違います

寺島アナ「衆議院選挙はあす15日公示、27日投開票に向けて12日間の選挙戦に入ります。物価高対策を含む経済政策や自民党派閥の政治とカネの問題を受けた政治改革などを争点に、自民党単独、もしくは自民、公明両党の与党で引き続き過半数233議席を確保できるかどうかが焦点となります。石破総理は、自民、公明両党での過半数確を勝敗ラインに掲げ、立憲民主党などは与党過半数割れに追い込み、政権奪取を狙うといいます。上念さんはどんなところに注目されていますか?」

上念「私は経済評論家ですから経済政策ですよ。大変残念なことに、ちょっと勢いがあった立憲民主党は物価目標0%超で、ちょっとここに任せたら大変なことになるなと。自民党にお灸をすえるのはいいですけど、物価目標0%なんてやったら国民が大火傷しますよ。皆さん、結果をよく考えて投票してくださいね。経済政策だけは我々の生活に直結してくるので、シビアに考えてもらいたいですね。お灸もいいけど、国民が火傷しないようなお灸の仕方を考えてください」

寺島「衆議院選挙は、衆議院の定数465議席、小選挙区が289、比例選挙区が176。これを与野党で争います。読売新聞の集計を見ると、13日きのう現在、小選挙区と比例代表選挙合わせて1300人を超える立候補を予定していて、2021年の前回衆議院選挙の立候補者1051人を大きく上回る見通しです。野党共闘による候補者調整が不調で、各党が擁立作業を進めていることや、自民が政治資金問題を受けて一部の前議員らの重複立候補を認めず、新たに比例選挙の候補を擁立したことが影響しているとみられます。上念さんこれはどうご覧になりますか?」

上念「野党共闘がうまくいかないのは、自民党が意図したとうりですかね。まあ基本政策が全然違うんですから組めないですよ。社民党は汚染水とか言ってた人たちでしょ。そういう風評加害を平気でやるような人たちと、国民民主党みたいに原発再稼働とちゃんと言っている党と、同じ野党でも全然違いますよね」