米・ハリケーン猛威で思わぬ事態 “陰謀論”で気象学者に脅迫が…

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 ハリケーン「ミルトン」が大きな爪痕を残したアメリカ。復興が始まるなか、思わぬ事態も起きています。

気象学者 ケイティ・ニコラウ氏

「一言ぶつけてやろうという人が増えた。私だけではなく、全米の気象学者に」

 気象学者への脅迫が相次ぎ、殺害予告まで受ける状況となっています。

 先週、アメリカ・フロリダ州を横断。甚大な被害をもたらしたハリケーン「ミルトン」。少なくとも17人が犠牲となっています。

 復興が進まないなか、思わぬ事態が起きています。

気象学者 ケイティ・ニコラウ氏

「大変なことになった。スポーツ中継に天気のニュースが割り込むと、気象学者たちが脅迫を受ける」

 気象学者や予報士が脅迫される事態が増えているといいます。なかには殺害予告まで…。

 きっかけと考えられているのがデマや陰謀論です。

共和党 マージョリー・テイラー・グリーン下院議員

「彼ら(政府)は天候をコントロールできます」

 こうしたデマを否定した直後から脅迫メッセージが送られるようになったというのです。

 気象学者は改めてデマに流されないように呼び掛けています。

気象学者 ケイティ・ニコラウ氏

「人々を守ろうとしているのに脅迫を受ける羽目になる。どうか私たちに協力して下さい」