シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Nさん

11年ほど前、Nさんは幼い子供たちを連れてUSJに遊びに行った。

その旅では、行きも帰りも人に助けられたという。

<Nさんの体験談>

11ほど年ほど前、8か月の子供と1歳半の子供と母と私の4人でユニバーサルに泊まりで遊びに行きました。

その途中の新幹線での出来事です。

上の子も下の子も大変なことに

子供たちはその日、機嫌よく過ごしていたのですが、8か月の子どものおむつを替えたら少しお腹をこわしていることがわかりました。

それから、何度もおむつ替えが必要になり、ついには服まで汚して着替えまですることに。

それに加えて、今度は上の子までもどしてしまったのです。

少し落ち着いたかと思うと急に吐き、持ってきたティッシュ等もなくなり......。

あわてていると、近くの席に座っていた、出張中であろう男性の方々が次々とおしぼりとかを下さって、わたしてくれました。困っていたので本当にたすかりました。皆さんの親切に本当に感謝しております。

それから電車でおり、こどもたちは、体調もおちついていきました。

ベビーカーを置いて階段を降りようとしていたら...

また、帰りの駅でも助けていただきました。

8か月の子供はベビーカーに乗せていたのですが、エスカレーターもエレベーターも見つからず、急な階段をおりるしかありませんでした。

荷物とベビーカーと子供。とりあえずベビーカーを置いて、歩けない子供を先に母に預けようとしたそのときでした。

後ろからきた、二十代くらいのの中国人女性が私に話しかけてきてくれたのです。

「ベビーカーは、私が持って降りるから大丈夫」と......。あのときは本当に助かりました。

優しい女性のおかげですべて無事におろすことができました。

今でも駅の階段をみるたびにあの時のことをおもいだします。

ほんとうに皆さんに支えられた旅行になりました。本当に、ありがとうございました。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。

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(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談内の場所や固有名詞等の情報を、プライバシー配慮などのために変更している場合があります。あらかじめご了承ください)