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 ◇Prime Video Boxing 10 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者 田中恒成(畑中)<12回戦>同級6位 プメレレ・カフ(南アフリカ)(2024年10月14日 東京・有明アリーナ)

 世界戦7試合を含む2日間興行の公式記者会見が11日、東京ドームホテルで開かれ、プロ5戦目で初の地域タイトル戦に挑む那須川天心(26=帝拳)ら16選手が出席した。

 4階級制覇のWBO世界スーパーフライ級王者・田中恒成(29=畑中、20勝11KO1敗)はDAY2(14日)に行われる初防衛戦で、同級6位プメレレ・カフ(29=南アフリカ、10勝8KO3分け)と対戦する。当初は7月に初防衛戦を予定していたが、挑戦者が前日計量で大幅な体重超過を犯したため試合は中止。王座獲得に成功した今年2月以来のリングとなる。

 田中は終始落ち着いた表情で、司会者に名前を呼ばれると立ち上がって力強くガッツポーズ。挑戦者カフと初対面し「体調も凄く良さそうで、良い試合になると楽しみにしている。自分も絶好調なので当日は良い試合を見せたい」と抱負を語った。胸に「CAFU」と記されたパーカー姿の相手を「おしゃれな服を着ている。髪の色が紫ですね」と紹介。「僕のおばあちゃんもよく鮮やかなパープルに染めている。何が言いたいかというと、見慣れているので威嚇にはならない」と話して笑いを誘った。

 今後について問われると「先にとらわれすぎて自分を見失わないように、今回はこの一戦に集中したい」と断りながらも、「あえて答えるなら、僕にも(キャリアで)1敗がついているので、その負けから成長した、この階級で改めて強さを示せる相手と戦うことが目標」ときっぱり。20年大みそかに8回TKO負けでプロ唯一の黒星を喫した前WBA王者・井岡一翔(志成)へのリベンジに言及した。

 ▼カフ 体調は良い。ずっと待っていた試合で夢がかなった思い。当日、ベルトを取るのは僕だ。田中選手はリングで戦っている姿よりも少し小柄に感じた。いいヤツだなという印象を持っている。