維新、大阪の18の選挙区で比例重複認めず 藤田幹事長「覚悟を見せ、背水の陣で臨む」
日本維新の会の藤田文武幹事長(43)が8日、大阪市内の党本部で会見し、衆院選(27日投開票)第1次公認候補者158人(現職40人、元職9人、新人9人)を発表。大阪府の19選挙区のうち、大阪9区の新人・萩原佳(けい)氏(47)をのぞく18候補者について、比例代表の重複立候補を認めない方針を明らかにした。
【写真】日本維新の会の藤田文武幹事長(左)と会見する萩原桂茨木市議=大阪市内の党本
藤田氏は「きのう常任委員会も開催させていただき、そして最終馬場(伸幸)代表と私の方で相談をいたしまして、今回の衆議院選挙におきましては、比例重複につきまして、きょう発表させていただく大阪9区を除く18選挙区全てのところで重複はしない形になりました」と述べた。
理由について「我々、従前より二大政党制を目指し、やはり比例重複でなく小選挙区で勝ち抜くという心意気でやってまいりました。まずはひとつの大きなチャレンジとして。意気込みと戦いに臨む背水の陣の気持ちをひとつ表す。大阪の選挙区におきましては、比例近畿ブロックとの重複はしないという方針で確定させていただきます」と説明した。
藤田氏は「大阪については前回、15選挙区につきまして全て小選挙区で勝ち上がらせていただいた。その後、公明党との4つの選挙区についても、全選挙区(候補者を)立てる、そして全勝を目指すということでやってまいりました。我々としても覚悟を見せ、背水の陣で臨むということを改めて有権者の皆さまにお示ししたい。結束が固まり、前に進むという決意」と強調した。
大阪9区から出馬する萩原氏については、地元選出の足立康史衆院議員(58)の党員資格停止問題もあり「選挙まではもうあと1週間くらい。非常に短期間の勝負になることから、該当から外させてもらう」と対象としない。
他府県の候補者については「基本的には、他のブロックについては全員、同率1位で惜敗率で勝負していただくことを原則とします」とした。
(よろず~ニュース・杉田 康人)