(『おむすび』写真は第3回より/(c)NHK)

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10月3日の『おむすび』

現在放送中の橋本環奈さん主演・連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)。第1週「おむすびとギャル」が10月3日に放送され、話題になっています。

*以下、10月3日放送内容のネタバレを含みます。

天神のゲームセンター近くでギャルたちに出くわした結が、しつこく博多ギャル連合への加入を求められ困ってるところに警察が現れる。

結とギャルたちを見かけたサラリーマンの男が恐喝と勘違いしたようで、ギャルたちは何も悪いことはしてないと反発するが、男はギャルたちを見た目で判断し社会のクズ呼ばわりして――といった話が描かれました。

サラリーマンが警官を連れてくる

前回の後半、天神でハギャレン4人組に見つかった結は「プリ撮ろ〜」と、そのままゲームセンターへ連れ込まれてしまいました。

その結が「やめてください」と言いながらもギャルたちに連れていかれる途中、男性サラリーマンとぶつかりそうになります。

そして今回の冒頭、そのサラリーマンは「お巡りさん…ここです! 女の子が不良に絡まれてます!」と警官二人を連れてゲームセンターに戻ってきました。

結をギャルの近くから引き離すと、「あなたたち、ここでなにしようと?」とたずねた女性警官。

対して、みりちゃむさん演じるルーリーは話し合っているだけ、と答えます。

このままやったら社会のクズになるぞ!

するとサラリーマンは、もう一人の警察官の後ろに隠れながら「嘘つけえ! カツアゲしよったやろ!」「なんがミーティングか! 不良のくせに!」と言い始めます。

決めつけに対して怒ったハギャレンのメンバー。

「不良やなくてギャルやし!」「一緒にすんなよオッサン」「てかなに切れてんのオッサンちょーこわー」

と反応します。するとさらに怒り出したサラリーマンは

「そんなケバい格好して…。みっともない。お前ら! このままやったら社会のクズになるぞ!!」

と反論します。

対してルーリーは面倒くさ、と言い捨てるとハギャレンのメンバーは結をその場に残してゲームセンターから立ち去るのでした。

あのサラリーマン、実は…

前回・今回と続けて登場し、ギャルたちに「将来、社会のクズになるぞ」と言い捨てたサラリーマン。

しかし同じ回で、松平健さん演じる結の祖父・永吉は「この世にクズなんてもんはなか」と規格外野菜を売ったあとに言っており、対比される展開になっていました。

一方、そのサラリーマンを演じて存在感を発揮していたのが瀬野和紀さんです。

ドラマやCMでお見かけする瀬野さんですが、オフィシャルサイトを見てみるとあのメガヒット曲『マツケンサンバ2』のダンサーとしての出演歴が!

2021年12月の「NHK 紅白歌合戦」でも踊られていたそうで、その意味でも永吉とは深い関係が…。

さらに瀬野さん、「美味安全野菜栽培士」の資格もお持ちになっているとのことで、野菜ともしっかり関係があったようです。

朝ドラ通算111作目となる『おむすび』の舞台は平成“ど真ん中”の、2004年(平成16年)。ヒロイン・米田結(よねだ・ゆい)は、福岡・糸島で両親や祖父母と共に暮らしていた。

「何事もない平和な日々こそ一番」と思って生きてきた結。しかし、地元で伝説と化した姉の存在や、謎のギャル軍団、甲子園を目指す野球青年など、個性的な面々にほん弄されていく。そんな仲間との濃密な時間の中、次第に結は気づいていく。「人生を思いきり楽しんでいいんだ」ということを――。

青春時代を謳歌した自然豊かな糸島、そして阪神・淡路大震災で被災するまでの幼少期を過ごした神戸。ふたつの土地での経験を通じて、食と栄養に関心を持った結は、あることをきっかけに“人のために役立つ喜び”に目覚める。

ドラマには松平健さんや仲里依紗さん、佐野勇斗さんらが出演し、リリー・フランキーさんが語りを担当。脚本は根本ノンジさんが、主題歌『イルミネーション』はB’zが手掛けています。