9番、グリーンのコースを読む石川遼。左はキャディーの妹・葉子さん (カメラ・馬場 秀則)

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◆男子プロゴルフツアー ACN選手権 プロアマ戦(2日、兵庫・三木GC=6993ヤード、パー71)

 今季1勝の石川遼(カシオ)が最終調整した。髪をばっさりと切り、さわやかなヘアスタイルを披露。「そんな変わりましたか? さすがに暑かったので」と説明した。コースの印象は「本当に最高」というほどの仕上がり。「硬いグリーンで花道も狭い。グリーンも小さいので、硬さがスコアにかなり影響すると思う。そこはやる気にはなるし、感動している」と話した。 前週のバンテリン東海クラシックは欠場し、トレーニングや調整に努めた。「1年前のオフに入った時と比べて、体が理想に近づいている状態で、またオフに入りたいという思いもある」と連戦が続く時期ではできないような、強めのトレーニングを重点的に行ったという。ゴルフの面では、2週前のパナソニックオープン最終日のプレーでスイングに手応えを感じた。「そこに今週もっていけたらと思うので、気合いを入れてやっていきたい」と同様のプレーを心がける。

 今週は妹・葉子さんがキャディーを務める。だが、普段バッグを担ぐ佐藤賢和氏もコースに帯同。「コーチとロープの外で僕のゴルフを見てもらう。大丈夫という状態になってもいいし、ずれていても、どちらでもプラスになる。チームで決めてやってみようかという感じ」と説明した。「妹にも協力してもらって、賢和さんも協力してくれてという感じで、中々できることじゃないと思う。これができると、より色々なことがスムーズに進む」と普段とは違う試みから、次週のメジャー、日本オープンへ状態を上げていく。