セルヒオ・ラモスの新天地はエジプトか!? セビージャ退団以降無所属…クラブ副会長は交渉中と認める

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 無所属が続いているCBセルヒオ・ラモスの新天地が、エジプトになる可能性があるようだ。9月30日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 プロキャリアを始めたセビージャに復帰した昨シーズンは、序盤戦こそ負傷離脱を余儀なくされたものの、中盤戦以降はディフェンスリーダーとして君臨したセルヒオ・ラモス。最終的に公式戦37試合に出場し7得点を記録するなど、38歳ながら第一線でプレーできるだけの実力が健在であることを示した中、今夏に契約満了により故郷のクラブを退団し、無所属となっていた。

 当初はアメリカやトルコ、サウジアラビアへの移籍が有力視されていたが、契約締結には至らず。10月に入った今も行き先を探している中、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』は、同選手の新天地は“エキゾチック”なものになると指摘。エジプトのギーザに本拠を構えるアル・ザマレクの名を挙げた。

 同紙によると、アル・ザマレクの副会長を務めるアリ・ヒシャム・ナスル氏が、サウジアラビア紙『Al-Eqetisadiah』の取材に対して、「うん。ラモスと交渉中だ」と数日前から取り沙汰されていた噂を認めたとのこと。続けて「これは投資であると同時に、スポーツ的な側面からも期待できるもの。クラブの名声は、一躍高まるだろう。我々は金銭的な準備に取り組んでおり、給与面での最終合意に達することさえできれば、チームに加わることになる」と明かしていたことを伝えている。

 加入が近づいているアル・ザマレクは、三大ピラミッドや大スフィンクスの街として世界的に知られるギーザに1911年に誕生。これまでに国内リーグを14度、国内カップ戦を28度制するなど、エジプト有数のクラブだ。