ロッカーで語られた大谷翔平への絶賛「信じられない」「期待裏切らない」 魂の決勝打に同僚も心打たれる
ロッカールームでの囲み
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地パドレス戦に「1番・DH」で先発。2打席連続の勝ち越し打を放つなど3打数2安打2打点の活躍で、4-3で勝ったチームに貢献した。優勝マジック「2」としたドジャースは、明日のパドレス戦に勝利すれば地区Vが決定。大谷は6回に二盗にも成功しており、今季56盗塁に。2001年のイチローに並ぶ日本人最多記録となった。
負けられない2位パドレスとの天王山。大谷が躍動した。まずはチームが2-2に追いついた4回2死一、二塁。今季ノーヒットノーランを達成している相手先発右腕のシースから右越えに貴重な勝ち越し打を放った。フェンスに直撃する、打球速度116.8マイル(約188キロ)の強烈な一撃だった。
さらに3-3で迎えた6回2死一、二塁の場面。パドレスは左腕モレホーンをマウンドに送ったが、大谷はここで中前に決勝タイムリー。塁上で感情を露わにし、MVPコールも沸き起こった。さらに直後に二盗に成功。これでマリナーズ時代のイチローに並ぶ日本人最多記録となり、連続成功記録も「33」に伸ばした。
大谷の躍動には、同僚たちからも称賛の声が集まった。試合後のロッカールームで取材に応じた先発投手のフラハティは「スペシャルだ。信じられないよ。彼は今夜も素晴らしかったから、(見られるのは)特別だよね」と話した。三塁手マンシーは決勝打の場面を問われ、「彼は球界最高の選手。常に打つと思える。打席に立てば、毎回信じられないようなことが起きるのを待っている感じだ。彼はその期待を裏切らないよね」と心打たれた様子だった。
チームは24日(同25日)からパドレスとの3連戦を迎えており、初戦は2-4で敗戦。ここから2連勝すればドジャースの地区優勝が決まるが、3連敗となれば逆にパドレスにマジックが点灯する状況だった。大谷の躍動もあり、ドジャースに地区優勝へのマジックナンバー「2」が点灯。明日26日(同27日)のパドレス戦に勝てば、地区優勝が決まる。大谷は「そのためにここまで頑張ってきた。ホームのゲームでそれが出来れば特別」と話した。
(THE ANSWER編集部)