笑顔で手を振る松島聡(左)と黒柳徹子(撮影・堀内翔)

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 人気グループ・timeleszの松島聡(26)と女優でタレントの黒柳徹子(91)が25日、東京・EX THEATER ROPPONGIで、朗読劇「ハロルドとモード」(26日〜10月10日、同所ほか)のゲネプロと囲み取材に登場した。

 本作は主人公である79歳の女性モード(黒柳)と、19歳・少年ハロルド(松島)による60歳差ラブストーリー。初演から5年目で、毎年相手役が変わりながら上演中。松島は5代目となるハロルド役で、実年齢では65歳差の恋人役となる。

 松島にとって、同じグループのメンバー・佐藤勝利が演じた2年前の舞台観劇をきっかけに、強い魅力を抱いた作品。出演決定後に“初代”ハロルド役の生田斗真に助言を求めたところ「とことん徹子さんを愛しなさいと。スキル面での話もあったが、一番は愛することだと」と言葉をかけられ「生田くんの言葉を信じ、徹子さんを心の底から愛してハロルドを演じていきたい」と語った。

 歴代のハロルド役を見てきた黒柳は、松島を「とても役に合っている」と太鼓判。同じ作品を別キャストで演じることについて「何度やっても難しいけど、私はこの芝居が好き。何度やってもいい、楽しいなと思ってやっています」と語った。8月に91歳の誕生日を迎えながらも「毎年やれるのはすてきだなと思っています。芝居であれ、朗読であれ、舞台に立つのは好きなのでやっていきたい」と意欲が衰えることはない。

 年齢の壁を超越する恋愛物語に、松島は「今の時代だからこそ、突き刺さると思う部分がある」としみじみ。「繊細な気持ちを、19歳当時の自分を思い起こしながら演じます」と意気込んだ。