レアル、終盤に反撃を許すも公式戦5連勝達成! エンバペの“5戦連発弾”などでアラベス撃破

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 ラ・リーガ第7節が24日に行われ、レアル・マドリードとアラベスが対戦した。

 昨シーズンは2年ぶりにラ・リーガを制覇し、連覇を目指して今季の開幕を迎えたレアル・マドリード。当初は攻撃陣の停滞が目立っていた“白い巨人”だったが、新加入キリアン・エンバペの適応が進んだことで復調傾向に。公式戦4連勝中と波に乗るなかアラベス戦に臨む。チームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は前線にロドリゴ、エンバペ、ヴィニシウス・ジュニオールを配置。本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で白星奪取を狙う。

 試合は、開始早々の1分にレアル・マドリードがスコアを動かす。自陣でビルドアップを行うと、最終ラインに降りてきたフェデリコ・バルベルデが大きく展開。左サイドのヴィニシウスにボールが渡り、鋭い縦突破でボックス内に侵入する。マイナスに折り返したボールに、右サイドバックのルーカス・バスケスが反応。レアル・マドリードが先制に成功した。

 攻勢を強めるホームチームは、22分にGKから繋いでボールを前進。エデル・ミリトン、オーレリアン・チュアメニ、ジュード・ベリンガムの3枚を経由して素早く敵陣内に運び、ペナルティエリア正面のヴィニシウスがスルーパスを送る。しかし、走り込んできたエンバペが冷静にネットを揺らしたものの、判定はオフサイド。ワンタッチが連続する鮮やかな得点は取り消された。

 それでも40分、前線から降りてきたエンバペにボールが渡り、ヒールパスでベリンガムに預けながらボックス内へとスプリント。そのままリターンを受けると、スピードに乗りながらDFをかわしてシュートを放つ。シンプルな形で追加点を奪ったレアル・マドリード。エンバペにとっては公式戦5試合連続ゴールとなった。

 止まらないレアル・マドリードは、後半立ち上がりにも追加点を獲得する。48分に自陣でインターセプトしたL・バスケスがパス。右サイドでボールを受けたロドリゴがドリブルを開始する。長い距離を持ち運んでマーカーを振り切り、ボックス内へと侵入。角度の小さい位置から思い切りよく右足を振り抜くと、シュートはGKの股下を通過しながらゴールに吸い込まれた。

 さらなる得点奪取を狙うアンチェロッティ監督は、69分に2枚替えを実施。ルカ・モドリッチと共にエンドリッキがピッチに送られた。直後の73分には、そのエンドリッキが体を張ったキープから左足を振り抜く。強烈なシュートはDFに当たりながらゴールへと向かうが、惜しくもポストに跳ね返された。

 だが、このまま勝負は終わらない。85分に自らのミスからアラベスに1点を返されると、直後の86分にはキケ・ガルシアから背後を取られて2点目を被弾。アラベスが2分間でリードを1点差に縮め、終了間際に同点へと迫る。

 しかし、反撃及ばず試合は終了。レアル・マドリードが3−2で勝利を収めた。次節、レアル・マドリードは29日にアウェイでアトレティコ・マドリードと対戦。アラベス28日にアウェイでヘタフェと対戦する。

【スコア】
レアル・マドリード 3−2 アラベス

【得点者】
1−0 1分 ルーカス・バスケス(レアル・マドリード)
2−0 40分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
3−0 48分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
3−1 85分 カルロス・ベナビデス(アラベス)
3−2 86分 キケ・ガルシア(アラベス)