ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

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ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地ローンデポ・パークでのマーリンズ戦に「1番DH」で先発出場。6回表の第4打席に2試合ぶりの今季49号、7回表の第5打席に節目の50号アーチを放った。

■前人未到の大偉業達成

前日の試合では盗塁をひとつ決め、5打数1安打1盗塁でチームの勝利に貢献した大谷。この日は初回から猛打爆発、試合を支配する圧巻のパフォーマンスで史上初の偉業「50本塁打、50盗塁」を達成した。
ドジャース9点リードの7回表、2死三塁で迎えた第5打席。前の打席で49号アーチを放った大谷は、相手4番手マイク・バウマン投手の4球目ナックルカーブを豪快に振り抜くと、角度27度で逆方向へ舞い上がった打球は、速度109.7マイル(約176.5キロ)で敵地左翼スタンドへ。球団最多記録を更新する、2打席連発の50号2ランとなった。
この一打で大谷は、メジャー史上初となる「50-50」を達成。さらにはショーン・グリーン氏が持つ球団史上最多本塁打も更新。米メディア『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者は「歴史上最高の存在だ」と自身のXに投稿し、前人未到の大記録を祝福した。
さらに野手登板の9回表にも51号2ランを放った大谷は、この試合、自身初の3打席連続アーチに6安打10打点とまさに無双状態。敵地ファンからもMVPコールが起こる圧倒的なパフォーマンスを見せつけて、歴史的な一日の幕を閉じた。