YouTubeが新進気鋭のクリエイターを応援するための新しい機能「Hype」を発表しました。Hypeは登録者数50万人未満のチャンネルの動画を宣伝することが可能で、大量に宣伝された動画はランキングに掲載され、より多くの人の目に留まる機会が得られます。

Hype: Giving fans a stake in boosting their favorite emerging creators - YouTube Blog

https://blog.youtube/news-and-events/youtube-hype/



YouTube’s new Hype feature is a way to promote and discover smaller creators - The Verge

https://www.theverge.com/2024/9/18/24247995/youtube-hype-creators

YouTube's new Hype feature helps you boost your favorite smalltime creators

https://www.androidpolice.com/youtube-hype/

Your YouTube App Might Have a New ‘Hype’ Page

https://www.howtogeek.com/youtube-hype-feature-reveal/

YouTube unveils 'Hype,' a new way for fans to help smaller creators grow their reach | TechCrunch

https://techcrunch.com/2024/09/18/youtube-unveils-hype-a-new-way-for-fans-to-help-smaller-creators-grow-their-reach/

YouTubeにはさまざまなクリエイターがおり、お料理動画やゲーム配信、メイク動画などさまざまなジャンルで活躍しています。YouTubeでは世界中で毎日新しいクリエイターが生まれており、ブレイクを目指して動画を投稿したり配信したりしているわけですが、熱心なファン層を持っている小規模クリエイターでも新しい視聴者を獲得することは難しいそうです。

そこで作成されたのがHypeです。Hypeは新規作成されたYouTubeチャンネルと新しい視聴者を結びつける機能で、チャンネル登録者数50万人未満のクリエイターが投稿した動画(7日未満)を宣伝してくれるというもの。

まずは動画の「高評価」ボタンをクリック。



この動画が「チャンネル登録者数50万人未満のクリエイターが7日以内に投稿した動画」だった場合、高評価ボタンの下に「Hype」ボタンが出現します。このHypeボタンをクリック。



「Hype 2K points」をクリック。これで動画の宣伝は完了。



宣伝すると、動画がどの程度のポイントを獲得しているのかが見られるようになります。さらに、「Leaderboard」をクリック。



するとその週にHypeポイントを大量に獲得した動画トップ100が表示されます。



宣伝が多ければ多いほど、その週の宣伝された動画トップ100をまとめたランキングで上位にランクインすることとなり、多くのユーザーの目を引き付けることとなります。ユーザー側は1週間に3回まで動画を宣伝することが可能で、記事作成時点では不可能ですが、将来的にはユーザーが追加の宣伝を購入できるようにすることで、クリエイターに新たな収入源を提供する予定だそうです。ただし、Hype機能で宣伝されてもYouTubeのおすすめや検索結果には影響しません。

さらに、Hype機能で話題性の高い動画には特別なバッジが付けられ、ファンのお気に入り動画となっていることが誰にでもわかるようになっています。すでにトルコ、台湾、ブラジルでベータテストが実施されており、最初の4週間だけでユーザーは5万以上のYouTubeチャンネルで500万回以上宣伝を実施しています。なお、ベータ版Hypeで最も多く動画を宣伝している年齢層は「18〜24歳」で、ベータ版ユーザーの30%以上を占めるそうです。