Photo: 三浦一紀

何に使うかはあとで考える。

キヤノンから発表された「SELPHY QX20」。スマホから簡単に写真を印刷できるという、コンパクトでお手軽なフォトプリンターです。

この手の製品を見るたびに、「ほしいなぁ。でもいつ使うんだろう…」と、物欲を心の奥にそっとしまい込んでいたのですが、もうそろそろ限界かも。だって「SELPHY QX20」、とっても魅力的な製品だったんです。

昇華型熱転写方式できれいな印刷ができる

印刷時、用紙が何回か出たり入ったりするのでおもしろい

「SELPHY QX20」は、スマホからBluetooth経由で手軽に写真印刷が行なえます。こういうコンパクトなフォトプリンターって、印刷画質はそこそこ、よく言えば「エモい」絵になりがちという印象だったんですが、「SELPHY QX20」は違います。とってもきれいな仕上がりなんです。

その秘密は、印刷方式。昇華型熱転写方式を採用しており、専用インクを熱で気化させてプリントします。そして最後に印刷面にラミネート加工をすることで、水滴や汚れから写真を守ってくれます。アルバム保存で100年もつとのこと。

印刷の様子を見学したんですが、イエロー、マゼンダ、シアンを順番に印刷していき、最後にラミネート加工をする様子が見られます。これおもしろい。印刷が完成していく過程を見られるので、ちょっとワクワクします。

専用用紙にはインクも付属

用紙とインクカートリッジがセットになっている

「SELPHY QX20」と一緒に、専用用紙も登場。これまではスクエアタイプのみでしたが、新たにカードタイプ「XC-20L」(20枚入り)と「XC-60L」(60枚入り)がラインアップに加わりました。

この専用用紙は裏側がシールになっているのが特徴。専用アプリ(SELPHY Photo Layout)で分割レイアウトなどを行なえば、プリクラのような使い方もできます。

また、この用紙には20枚印刷ができるインクカートリッジが付属(XC-60Lには3つのカートリッジが入っています)。用紙がなくなったらカートリッジも交換という、とてもわかりやすいシステムです。

インクカートリッジの中を見せていただいたのですが、フィルム状になってるんですねー。これはおもしろい。

本体をカパッと開けて用紙を補充
インクカートリッジは側面から

みんなでワイワイするときにあるといいかも

カラバリはグレーとホワイト

「SELPHY QX20」は、10月下旬より発売予定。価格は2万2000円です。専用用紙「XC-20L」「XC-60L」も同時発売予定で、価格はオープンとなっています。

持ち運びが苦にならないサイズ、かつバッテリーが内蔵されているので、アウトドアでも気軽に印刷できます。パーティやキャンプなどに持っていけば、その場で写真をみんなに配ることだって可能。なんだか楽しそうだなぁ。

そんな予定ないけど、このプリンターは欲しい。もう、我慢できないよ。

Source: キヤノン

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