嵐・櫻井翔

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 水川あさみが主演を務めるドラマ『笑うマトリョーシカ』(TBS系)が、9月6日に最終回を迎えた。

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「早見和真氏の同名小説が原作で、水川さんが演じるジャーナリストが総理候補とも囁かれる若き人気政治家を巡る“闇”に迫る物語です」(スポーツ紙記者、以下同)

 この若き政治家を演じたのが、嵐の櫻井翔だ。

「元官僚の父を持ち、日本テレビ系の『news zero』ではキャスターとして政治家を取材することもある櫻井さんが政治家の役を演じることは、放送前から大きな話題を呼びました」

 もう1つ注目が集まったのは、

「櫻井さんが主演以外でドラマに出演することです。“助演”を務めるのは22年ぶりとのこと。4月から旧ジャニーズ事務所の新会社が始動したことで、企画や役によっては主演ではなくても柔軟に仕事を引き受けるようになった変化が感じられます」

政治家役を演じた櫻井の“怪演”

 主演ではないものの、原作小説では政治家が主人公であり、ドラマでも物語の鍵を握る重要な役どころだった。

「櫻井さんが演じる政治家は、ほかの人の考えや言葉を吸収して、それを自分のモノのように発信することができる人物です。また、学生時代にヒトラーとそのブレーンとされる人物、ハヌッセンに関する論文を書いていたことなどから、主人公のジャーナリストは政治家を“陰で操るブレーン”が存在するのではないかと考えるようになります。しかし、“ブレーン”は存在せず、政治家自身がその裏をかいて周囲を操っていたことが判明しました」(テレビ誌ライター)

 それを告白する櫻井の怪演が絶賛された。その一方、

「実は、この櫻井さんの配役を決めた“ブレーン”ともいえる人が存在するんです」(テレビ局関係者、以下同)

 その正体はいったい─。

櫻井のキャスティングに“口出し”か

「旧ジャニーズ事務所の社長を務めていた、藤島ジュリー景子氏です」

 ジュリー氏は、嵐の“育ての親”としても知られている。しかし、2023年に表面化した故・ジャニー喜多川氏の性加害問題によって、タレントのマネジメント業務からは外れることに。以降は被害者への補償や心のケア以外には関わらないとされていたはずだが……。

「ジュリー氏は、かねて『笑うマトリョーシカ』の原作者である早見氏の大ファンなんです。それもあって、原作本が出版されたばかりのころに2人の会食が実現。その際“政治家役はぜひ、櫻井に!”と懇願したといいます」

 そもそも早見氏は同小説の執筆中に、

「偶然、櫻井さんの出演している番組を見て、作中の政治家のキャラクターへのインスピレーションを受けたそうです。そのため、ジュリー氏からの提案にも納得し、今回のキャスティングにもつながったのではないでしょうか」

 ジュリー氏も、ドラマを見て笑っていたことだろう。