Screenshot: Apple

Appleイベントで発表になったiPhone 16を見て予算オーバー→爆沈のみなさま。

なかには「何も買わないのも寂しいし、AirPodsでも買おっと〜」と気を取り直している人もいるかと思います。

そんな折になんですが、今回の第4世代AirPods。米Gizmodoでは「ムカつくほどのマイナーアップデートだった」ってなタイトルになってますよ?

少し内容を見てみましょう。

第4世代AirPodsはANC搭載と非搭載の2タイプ

新登場の第4世代AirPodsは2種類あって、高いほうが税込2万9800円(米180ドル)、安いほうは税込2万1800円(米130ドル)。どちらも耳の穴をふさがないオープンイヤー型で、Pro 2みたいなインナーイヤー型ではありません。

すでに予約受付中で、発売は9月20日です。

2モデルの違い

2モデルの違いは2つあります。まず、高いほうのAiPods 4にはANC機能があって安いほうにはありません。ANC対応はAppleのオープンイヤー型では初(Proはすでに対応)。ANC対応モデルにはノイキャンには欠かせない「外部音取り込みモード」はもちろんのこと、外部音に合わせて音量を自動調整する「適応型オーディオ」、近くの人とおしゃべりすると感知して再生中の楽曲のボリュームを落としてくれる「会話感知」も装備しました。

2つ目の違いは充電ケースです。ANCモデルの充電ケースは「Find My」の探す機能に対応していて、置き場所を忘れたときに探すと、小型の内蔵スピーカーからアラートの音が出ます。さらにワイヤレス充電もできるので、 Apple Watchの充電器や一般のQi規格の充電器が使えるのが違い。

2モデルの共通点

プロセッサに関しては高いAirPods 4も安いAirPods 4も変わらなくて、どちらとも2年前に出たAirPods Pro 2と同じH2が入っています。Appleの発表では「音質が格段に向上した」と紹介されていましたけど、処理性能的には旧モデルと変わりません。

両モデルとも充電はEU新統一基準に合わせて、汎用性のあるUSB-Cを採用。充電ケースのポートがUSB-Cになって、従来のLightningポートは撤廃となりました。

AirPods Maxは目立った進歩なし

Screenshot: Apple

発売から4年が経つオーバーイヤー型ヘッドフォン「AirPods Max」のほうは劇的変化なし、です。新色(ミッドナイト、ブルー、パープル、オレンジ、スターライト)が出て、充電規格がUSB-Cになったぐらいで、価格は相変わらず高い税込8万4800円(米市場550ドル)。こちらも予約受付中で、9月20日発売です。

気になる廉価版「AirPods Light」の噂

イベントの前にはAppleアナリスト・Ming-Chi Kuo氏が廉価版「AirPods Lite」が100ドルくらいで出るって言っていました。アナリストのJeff Pu氏も、どうやら作ってるっぽいと去年の頭ぐらいに述べていたのだけど、今回の発表では廉価版のレの字も出ませんでした。

あの噂がまだ生きているのなら、年内には日の目を見そうな雲行きではあります。

新しいAirPodsも気になる

いっぽう、AppleインサイダーのMark Gurmanによれば、2年前に出た第2世代AirPods Proもそろそろ新製品の準備中らしくて、こちらはANCの性能向上、デザインの一新が見込まれています。発売は「早ければ来年」(Gurman氏)とのことです。