最新のUSB接続のキーボードやマウスを、USBポートを持たない古いPCでも使えるようにするというオープンソースのデバイスが「HIDman」です。

GitHub - rasteri/HIDman: Adapting USB devices to work on old computers

https://github.com/rasteri/HIDman



HIDmanを作成したのはエンジニアのアンディ・ラステリ氏。同氏はHIDmanを作成した理由について、「古いPCをサポートする周辺機器は、見つけるのが難しくなってきています。オリジナルのIBM 5150からPS/2コネクタを備えた最新のコンピューターまで、あらゆるデバイスをカバーするシンプルで安価なソリューションを提供することです」と説明しています。

HIDmanはほぼすべての標準USBキーボードおよびマウスをサポートしており、一部のUSBゲームコントローラーもサポートしています。さらに、IBM 5150やIBM PC XT、IBM PS/2、アムストラッドのPC1512やPC1640といった古いPCのキーボードをエミュレートすることが可能。他にも、シリアルポートやPS/2コネクタに接続して使用するマウスにも対応しており、専用のドライバーなしでテキストエディターから簡単に設定を変更することができます。

HIDmanの見た目はこんな感じ。緑色のコネクタが挿さっている部分がUSBポートで上下に2つ配置されており、その左隣にPS/2コネクタがあります。



裏面には左からPS/2コネクタとシリアルポート。



HIDmanは2つのUSBホストポートを備えた非常に柔軟なチップであるCH559をベースとしており、コードはCH559sdccUSBHostのフォークです。