(DAZNの公式Xより)

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《ナウ到着》

9月4日午後6時ごろ、スポーツ専門のVODサービス「DAZN」が日本版のXを更新。この公式アカウントでは普段、サッカーやプロ野球といったスポーツの試合のハイライト動画などが主に投稿されている。それだけに、突然くだけた文章が投稿され、多くのフォロワーが驚いた。

その後もDAZNは、《今日もベリーホット!明日はさらにホットなナイト♪》《明日のスケジュールが空いているマイフレンズはいるかな》《ミーとトゥギャザーしてウォッチしてくれる人、ハンズアップ》などと立て続けに投稿。これをうけ、《乗っ取り?それともアカウントの切り替えし忘れ?》《DAZN、たまに中の人が誤爆するんだよね》などと、心配する声がXで相次いだ。

同じようにカタカナを多く交えた文章の投稿が10件ほど続いた後、ついに午後9時ごろ、“ネタ明かし”がされた。《社長、アカウント乗っ取られました!!!!!!》という文章とともに、ルー大柴(70)がDAZN JAPANの社長室でCEO・笹本裕氏と小芝居をする動画が投稿されたのだ。

動画内でルーは「私がホワットドゥーイングしてるかって?それはトゥモロー、日本代表戦をウォッチしたいから。その気持ちをポストしてるんですよ」と説明。一連の投稿が、日本語とカタカナ英語を交えて話す「ルー語」を使ったもので、翌5日にDAZNで放送される「ワールドカップ・AFCアジア最終予選 日本代表対中国代表」のプロモーションだったことが明かされた。

このプロモーションに対し、Xでは批判的な意見が多くあがっている。

《乗っ取りとか誤爆とかめちゃくちゃ心配されてたDAZNがただただ滑り散らかしてただけだったの酷いな》

《DAZNのアカウント、ルー大柴とコラボは結構なんだけど、ほぼ出オチみたいな芸を延々引っ張ってるのクソ寒くてキツい》

《一連のポストを拝見し芸人さんを起用した代表戦のプロモーションということは分かりましたがなぜそこに「乗っ取り」という悪ふざけ要素を入れるのか理解に苦しみます。正直面白さもセンスも感じません。これが決して安くない会費を払うユーザーに提供できるDAZNさんの精一杯の付加価値戦略なのかなと》

《何の前触れもなくDAZNが公式アカウントでルー語を駆使したポストを連投した結果、アカウントが乗っ取られたと思われた挙げ句、炎上商法的な形になり、肝心なプロモーション内容が全く伝わらないって誰も得しない結果になった》

「DAZNは16年にサービスを開始し、その時の月額は1,890円でしたが、22年以降は毎年値上げを行っており、現在の月額は4,200円まで上がっています。しかし、値上げの裏でコンテンツ内の広告が増加したり、今年2月には同時視聴時のIPアドレス制限が導入されたりと、サービスの“改悪”が事前予告なしで行われたことで利用者からの批判が相次ぎました。

今年5月に『DAZNガールズ』というキャンペーンガールのグループが発足したのですが、これに対しても『そんなものにお金をかけるのならば、月額料金の値上げをやめてほしい』といった否定的な声が多くあがっていたのです。そういった背景もあり、ルーさんに限らず、今は誰がどういう形で出ても叩かれやすい状況だったのかもしれません」(スポーツ紙記者)

実際、DAZNの“炎上”に巻き込まれた形となったルーに同情する声もあがっている。

《ちなみにルー大柴氏は1mmも悪くないのよ。きっと依頼されてることやってるだけだしね。DAZN Japanが本当にユーザーの求めていることわかってないんだなぁ、ってのがガッカリ。沢山の人が乗っ取り心配したのよ》

《ルー大柴は悪くないのに、ルー大柴が滑ってるみたいにされてるの本当に可哀想》

《事前にDAZNがルー大柴にプロモーション担当をお願いした事を発表し、ルー大柴本人のアカウントでルー語全開でプロモーションしたものをDAZNがリポストするという形ならばもう少し違ったとは思うが、とにもかくにもこの騒動に巻き込まれたルー大柴が不憫でならない》