楽天モバイル、楽天回線対応製品にGoogleスマホ「Pixel 9 Pro」と「Pixel 9 Pro Fold」を追加！相互接続性試験完了で全機能が利用可能

グーグルの5G対応スマホ「Pixel 9 Pro」と「Pixel 9 Pro Fold」が楽天回線対応製品に追加！

楽天モバイルは4日、同社が移動体通信事業者（MNO）として自社回線（以下、楽天回線）を構築して提供している携帯電話サービス（ https://network.mobile.rakuten.co.jp/ ）に対応する製品（以下、楽天回線対応製品）を更新して新たにフラッグシップスマートフォン（スマホ）「Pixel 9 Pro」およびフォルダブルスマホ「Pixel 9 Pro Fold」（ともにGoogle製）を追加しています。

これにより、日本市場向けに販売されているPixel 9 Pro（型番：GWVK6）およびPixel 9 Pro Fold（型番：GC15S」が楽天モバイルの相互接続性試験を完了し、楽天モバイルの4Gでの音声通話（VoLTE）やSMS、データ通信および5Gでのデータ通信に加え、ETWS（緊急地震速報、津波警報など）などのすべての機能に対応しており、特にPixel 9 Pro Foldでは5Gのミリ波にも対応しているため、楽天モバイルでもミリ波での利用も可能となっています。

なお、Pixel 9 ProおよびPixel 9 Pro Foldはすでに紹介しているように発売直後に配信開始されているソフトウェア更新を適用した場合にはビルド番号が「AD1A.240905.004」となりますが、楽天モバイルでは動作確認時のビルド番号は「AD1A.240530.030」だとしています。その他、同社ではPixel 9シリーズのうちの先行して発売された「Pixel 9」および「Pixel 9 Pro XL」もすでに楽天回線対応製品に追加されています。

Pixel 9 ProとPixel 9 Pro FoldはともにGoogleブランドで展開しているPixelシリーズの最新のフラッグシップスマホとフォルダブルスマホで、2021年に発売されたPixel 6およびPixel 6 Proではじめて搭載された自社カスタムのチップセット（SoC）「Tensor」の最新版「Tensor G4」を搭載し、さらに高性能化してこれまでにないPixel史上最高の機能が満載となっており、オンデバイスAIをより活用できるように内蔵メモリー（RAM）も増量され、Pixel 9 ProおよびPixel 9 Pro Foldともに16GBを搭載しています。

Tensor G4はGoogle史上最も効率的で高性能なSoCで、Google DeepMindと共同で設計したことによって最先端のAI機能を実行するように最適化され、スマホなど向けでは初めてマルチモダリティーなオンデバイスAI「Gemini Nano」を実行でき、前機種の「Pixel 8」や「Pixel 8 Pro」が搭載している「Tensor G3」と比べてオンデバイスAIで3倍の性能となっているほか、毎秒45トークンを処理できるようになっています。

Pixel 9 ProのカラーバリエーションはPorcelainおよびRose Quartz、Hazel、Obsidianの4色展開

Pixel 9 Pro FoldのカラーバリエーションはPorcelainとObsidianの2色展開

Pixel 9 ProとPixel 9 Pro FoldはともにProモデルとして前述通りに大容量RAMやベイパーチャンバー、UWBなどを搭載しており、機能的にはほぼ同じですが、カメラのセンサーが異なるほか、Pixel 9 Pro Foldには温度センサーが搭載されていないため、温度計アプリが利用できず、防水・防塵はPixel 9 ProがIP68準拠、Pixel 9 Pro Foldが防水のみのIPX8準拠です。画面はPixel 9 Proが約6.3インチ1280×2856ドットLPTO AMOLED（有機EL）、Pixel 9 Pro Foldのメインディスプレイが約8.0インチ2076×2152ドットLPTO AMOLED（有機EL）、カバーディスプレイが約6.3インチFHD+（1080×2424ドット）AMOLED（有機EL）となっています。

またバッテリー容量はPixel 9 Proが4700mAh、Pixel 9 Pro Foldが4650mAh、フロントカメラはPixel 9 Proが約4200万画素CMOS（Dual PD）＋広角レンズ（F2.2、画角103°）、Pixel 9 Pro Foldが約1000万画素CMOS（Dual PD）＋広角レンズ（F2.2、画角87°）、さらにPixel 9 Pro Foldにはメインディスプレイにあるパンチホール部分に約1000万画素CMOS（Dual PD）＋広角レンズ（F2.2、画角87°）のインナーカメラが内蔵されています。なお、リアカメラは以下の構成となっています。

＜Pixel 9 Pro＞
・約5000万画素CMOS（Octa PD、1／1.31型）＋広角レンズ（F1.68、画角82°）
・約4800万画素CMOS（Quad PD、1／2.55型）＋超広角レンズ（F1.7、画角123°）
・約4800万画素CMOS（Quad PD、1／2.55型）＋望遠レンズ（F2.8、画角22°、光学5倍ズーム、超解像ズーム最大30倍）

＜Pixel 9 Pro Fold＞
・約4800万画素CMOS（Quad PD、1／2型）＋広角レンズ（F1.7、画角82°、OIS）
・約1050万画素CMOS（Dual PD、1／3.4型）＋超広角レンズ（F2.2、画角127°）
・約1080万画素CMOS（Dual PD、1／3.2型）＋望遠レンズ（F3.1、画角23°、OIS、光学ズーム5倍、超解像ズーム最大20倍）

その他、共通仕様としてはおサイフケータイ（FeliCa）やワイヤレス充電（Qi）、バッテリーシェア、USB Type-C端子、ステレオスピーカー、マイク×3、空間オーディオ、ノイズ サプレッション、電源キー、音量上下キー、Wi-Fi 7・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3（デュアルバンド）、NFC Type A／B、位置情報取得（デュアルバンドA-GNSSなど）、近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロメーター、磁力計、気圧計、緊急SOS、災害情報アラート、自動車事故検出、安全確認、Google VPNなど。

携帯電話ネットワークは日本市場向け製品はPixel 9 ProおよびPixel 9 Pro Foldの対応周波数帯が以下のようになっており、SIMカードはnanoSIMカード（4FF）サイズのスロットが1つあるほか、eSIMを搭載しています。OSはAndroid 14をプリインストールし、OSバージョンアップおよび新機能「Pixel Feature Drop」の追加、セキュリティーアップデートは7年間提供されます。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。今回、そんなPixel 9シリーズのうちのPixel 9 ProおよびPixel 9 Pro Foldが楽天回線対応製品に追加されました。

・Googleの新フラッグシップスマホ「Pixel 9」や「Pixel 9 Pro」、「Pixel 9 Pro Fold」が正式発表！8月22日より順次発売。価格は12万8900円から - S-MAX
・Googleが新フォルダブルスマホ「Pixel 9 Pro Fold」を正式発表！9月4日発売で予約販売開始。価格は25万7500円からで5万7700分還元など - S-MAX

[Pixel 9 Pro - GWVK6]
5G NR: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n14, n20, n25, n26, n28, n30, n38, n40, n41, n66, n71, n75, n77, n78, n79
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 17, 18, 19, 20, 21, 25, 26, 28, 29, 30, 32, 38, 39, 40, 41, 42, 48, 66, 71, 75
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz

[Pixel 9 Pro Fold - GC15S]
5G NR: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n14, n20, n25, n26, n28, n30, n38, n40, n41, n48, n66, n70, n71, n75, n76, n77, n78, n79, n257, n260, n261
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 17, 18, 19, 20, 21, 25, 26, 28, 29, 30, 32, 38, 39, 40, 41, 42, 46, 48, 66, 71
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz

記事執筆：memn0ck