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熊本県教育委員会は、スピード違反やパワハラ、体罰を理由に校長を含む3人を懲戒処分しました。

【写真を見る】「過去に類を見ない非常事態」今年度懲戒処分はすでに7件 体罰やパワハラ、スピード違反で校長ら3人を処分 熊本

戒告処分を受けたのは、県北の高校に勤務する男性教諭(58)です。

県教育委員会によりますと、男性教諭は車で出勤中だった今年3月、熊本市北区の国道3号で制限速度60キロのところを時速110キロで走行し、警察に摘発されました。

男性教諭は、「部活動の時間に遅れそうだった」と話したということで、免許停止の処分も受けています。

きょう(3日)はこのほか、複数の教諭を1時間半にわたり強い口調で叱責するなどした特別支援学校の男性校長(56)や、過去に2度、厳重注意を受けたにも関わらず、生徒を蹴る体罰を加えたとして県北の高校に勤務する男性教諭(55)も戒告処分を受けています。

県立学校での懲戒処分は、今年度すでに7件に上っていて、そのうち2件は校長が処分されています。

白石伸一(しらいし しんいち)教育長はこの状況を「過去に類を見ない非常事態」とし、不祥事の根絶に取り組むとしています。