とちぎテレビ

気象庁のデータで、今年8月の栃木県内の観測点の平均気温が年間を通して観測史上最高となったのが4カ所、観測史上2位も6カ所に上ることが分かりました。

今年8月1カ月間の平均気温は、観測して間もない日光東町を除く13カ所のうち10カ所で、年間を通しても観測史上最高、もしくは歴代2位となりました。観測史上最高となったのは、那須高原、五十里、土呂部、それに那須烏山です。

そのほかの観測点も4位以内に入っていて、いかに今年の8月が記録的に暑かったかを物語っています。

宇都宮では24年に入り、1日までに最高気温30℃以上の真夏日が66日を数え観測史上4位、35℃以上の猛暑日は17日で観測史上2位、最低気温が25℃を下回らない「熱帯夜」が21日で、こちらも観測史上2位です。

久しぶりに晴れ間が広がった2日、県内では佐野で35.4℃と9日ぶりに猛暑日を観測したほか、宇都宮など9カ所で30℃を超える真夏日となりました。

佐野はこれで36日目の猛暑日。猛暑日のほかに真夏日だけで今年39日を数え、7月29日には今年全国一の41.0℃を観測し、全国区でのニュースになる佐野。一方で熱中症による救急搬送も1日までに76人となりました。

(金子裕佐野市長)「暑さは話題があるんですが、それよりも市民の健康をどのように守るか、しっかり対応したい」

気象庁は今年の夏の日本の平均気温が平年を1.76℃上回り、1898年・明治31年の統計開始以降、最高だった去年と並んだと発表しました。