朝8時から「涙が止まらん」 球児の熱闘に“感動報告”続出「バックホームで泣くなんて初めて」
2-1の9回2死からバックホームで試合終了…劇的展開に感動の声
夏の熱闘に感動の声が続出している。第106回全国高校野球選手権大会の準決勝が21日、甲子園球場で行われ、第1試合では関東一(東東京)が神村学園(鹿児島)を2-1で破った。9回2死、同点と思われた場面で、関東一の中堅手・飛田優悟外野手(3年)が好返球を見せて試合終了。朝8時から繰り広げられた激闘に「朝から涙が止まらん」「120点のマンガみたいな試合」と称賛の声が殺到している。
甲子園の歴史に残る衝撃のプレーだった。関東一は先制を許し、6回まで無安打に抑えられていたが、7回、先頭の越後駿祐内野手(3年)が安打で出塁すると、適時打が飛び出して同点に。さらに打ち取られた打球を相手選手が捕球できず、一気に勝ち越しに成功した。
6回から登板したエース・坂井遼投手(3年)は9回2死一、二塁のピンチを招き、代打・玉城功大外野手(3年)に中前打を打たれた。二塁走者はホームを狙い、同点になったかと思われたが、飛田のノーバウンド好返球でタッチアウト。関東一ナインは歓喜、神村学園ナインは涙を流してグラウンドに崩れ落ちた。
1点を巡る攻防、最後まで全く読めない展開、そして土壇場で飛び出したスーパープレー――高校生球児たちが繰り広げた激闘にファンの魂が震えた。「最後まで手に汗握る素晴らしいゲームでした」「めちゃくちゃ痺れた」「なんちゅう劇的な幕切れ」「漫画でも書けない試合」「涙腺崩壊したわほんと」「バックホームで泣くなんて初めて」と、SNS上では賛辞のコメントが続出。決勝に進出した関東一は、休養日を挟んで23日に京都国際と頂点を決める。(Full-Count編集部)