勢いが止まらない!エクアドル期待の若手逸材3名

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Qolyアンバサダーのコラムニスト、ロイすんによるレポートをお届けします。

昨夏のモイセス・カイセドに続き、今夏はウィリアム・パチョがメガクラブにステップアップを果たすなど、ここ数年エクアドルの勢いが止まらない!

彼らの他にも、レヴァークーゼンの優勝に貢献したピエロ・インカピエ、ブライトンでプレーするジェレミー・サルミエントといった有望株も順調な歩みをみせており、近年の育成の成功ぶりは南米でも屈指だ。

今回はそんなエクアドルの若手プレーヤーに注目し、次のビッグクラブ行きを目論む3人の逸材を紹介する。

ケンドリー・パエス

生年月日:2007年5月4日
所属クラブ:インデペンディエンテ・デル・バジェ(エクアドル)

まずは、エクアドルリーグ最年少出場記録と得点記録を塗り替え、すでに2025年にチェルシーへの移籍が決まっているケンドリー・パエスだ。

今夏行われたコパ・アメリカでは10番を背負い、ジャマイカ戦では冷静にPKを決めて、大会史上2番目の最年少弾をマークした。

お披露目はまだ先だが、ドリブル、パス、シュートと三拍子揃い、数々の記録を塗り替えてきたエクアドルの神童は、欧州の舞台でどんなプレーをみせてくれるのか。

ケニー・アローヨ

生年月日:2006年2月14日
所属クラブ:インデペンディエンテ・デル・バジェ(エクアドル)

パエスの存在に目を奪われがちだが、インデペンディエンテ・デル・バジェではウインガーのケニー・アローヨも、成長が楽しみなタレントだ。

昨年行われたU-17W杯にも出場したレフティーで、右からはカットインで、左に入れば縦へ縦へと果敢に向かっていく仕掛けは、ブラジル代表のハフィーニャを彷彿とさせる。

フィジカルレベルの向上は今後の課題だが、まずはクラブの中心となり、正しく才能を磨いていけば、数年後ジェレミー・サルミエントを脅かす存在になっているかもしれない。

アレン・オバンド

生年月日:2006年6月13日
所属クラブ:バルセロナSC(エクアドル)

最前線は頼れるキャプテンであり、エクアドル代表歴代最多ゴール記録を持つエネル・バレンシアが健在とはいえ、彼も34歳のベテランの域に。そろそろ世代交代を考える時期に去りかかっているのは間違いないだろう。

そんなFW陣で今後注目したいのが、エクアドル次世代の9番として期待がかかる、187cmの本格派CFアレン・オバンドだ。

まだデビューして間もない18歳ということもあり、状況判断やパス精度など未熟な面も少なくないが、守備にも積極的で、なかでも驚異的な跳躍力から打ち下ろすヘディングは、すでに一級品の精度を誇る。


ライター:ロイすん
フランスW杯以降を海外サッカーの魅力にハマり、観戦歴は20年以上に。 
過去・現在・未来問わず、幅広い世代の選手情報や企画をブログやQoly、YouTubeなどで発信中。
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