京都国際に敗れ、涙する新潟産大付・吉野公浩監督(左から2人目)ら新潟産大付ナイン(撮影・立川洋一郎)

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 「全国高校野球選手権・2回戦、京都国際4−0新潟産大付」(14日、甲子園球場

 京都国際と接戦を繰り広げるも終盤に突き放されてしまった新潟産大付の吉野公浩監督は「選手たちの涙を見たら泣いてしまいました」グラウンドで涙を流した。

 ベンチ前に整列し、京都国際の校歌が流れている最中。指揮官の目から涙があふれた。選手、マネージャーも悔しさを押し殺し、目頭を押さえる選手も。初戦では強豪の花咲徳栄を撃破し、「もう100点満点ですね」とたたえていた吉野監督。甲子園初出場を果たし、初戦を突破したチームが終わりの時を迎え、感情を抑えることができなかった。

 「もう本当によく頑張った。1勝と言わずに2勝、3勝と頑張ろうと言ってきたんですけど、粘り強く戦ってくれました…」と言葉を詰まらせ、「選手たちと一緒にプレーしているかのようなすばらしい球場」と甲子園の戦いを振り返っていた。