安倍マリオ(写真:ロイター/アフロ)

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パリからロスへ。現地時間2024年8月11日に行われたパリ五輪の閉会式では、2028年のロサンゼルス五輪へ引き継ぐ演出の一環として、俳優のトム・クルーズさん、ロックバンドのレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、歌手のビリー・アイリッシュさん、ラップ歌手のスヌープ・ドッグさんらが参加し、盛り上げた。

スターの登場に世界中が沸く中で、Xのトレンド欄に「安倍マリオ」のワードが浮上した。2016年のリオ五輪の閉会式で、安倍晋三首相(当時)がマリオに扮した演出が、「いかに凄かったか再認識した」「今でも鮮烈に記憶に残っている」と再評価されている。

「ワクワク感はやっぱり安倍マリオにかなわんと思う」

リオ五輪の閉会式で披露された、東京五輪の主催者による「安倍マリオ」の演出を振り返ってみよう。式で流されたプロモーション動画には、マリオ、ドラえもん、ハローキティなど、日本が世界に誇る人気キャラクターが登場した。

動画の終盤、ドラえもんが東京・渋谷のスクランブル交差点にブラジルへ繋がる土管を設置し、その土管を通してリオの閉会式の会場へ向かおうとする。マリオが手に持っていた冊子の片面には「RIO」の文字がある。その冊子をマリオが開き、じつは見開きで「MARIO」となっていたことがわかる。マリオが土管に入ったところで動画は終わり、閉会式の会場に設置された土管を模したステージから、当時首相だった安倍氏が突然現れた。この演出は世界中に驚きと笑いをもたらした。

日本でも評判で、パリ五輪閉会式の放送時にXには「安倍マリオ」を思い出す人が続出した。

「やはり安倍マリオの演出は良かったなぁ」「安倍マリオの完成度は高いと思う」「世界よ、安倍マリオをずっと覚えておいてね」「何度見ても良い」「いかに凄かったか再認識した」「今でも鮮烈に記憶に残っている」「ワクワク感はやっぱり安倍マリオにかなわんと思う」