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徳島県三好市山城町の粟山地区に伝わる「鉦踊り」は、200年以上の歴史がある県指定の無形民俗文化財で、毎年お盆の8月15日に行われます。

西日本豪雨で甚大な被害を受けた2018年の奉納は断念したものの、翌2019年には避難先で暮らす住民らも参加し、「鉦踊り」を復活させていました。

2024年も地区内外の出身者約15人が奉納する予定でしたが、一部の踊り手が事情により参加できなくなりました。

このため、8月15日の開催を見送り、10月23日の秋祭りにあわせて奉納することになりました。

「鉦踊り」は、2023年も鳴り物の担い手が確保できずに中止となっていて、鉦踊り保存会の深川繁好会長は「人口が減って代役の確保も難しくなっているが、なんとか続けていければ」と、話しています。